開幕2カード目までは「想定外」のカード負け越しを喫したが、一転して貯金を作り、セ・リーグ首位に立った阪神。だが岡田彰布監督はなぜか、最下位チームのヤクルトを「徹底マークせよ」とうるさいらしい。球界関係者が明かす。
「まだ序盤戦ゆえゲーム差は大きく開いておらず、今後のペナントレースがどうなるかはわかりませんが、周囲には『ヤクルトだけはようわからん。一度火がついたら大変や』と、スコアラー陣に対して徹底的な分析を指示しているといいます」
振り返れば、直近で戦った甲子園3連戦は、初戦こそ2-8で大敗したが2戦目、3戦目はいずれも1点差ゲームをなんとか拾っている。
「3戦目は相手の拙守に助けられての逆転勝利で、それがなければカード負け越しは決まっていた。確かに油断は絶対できません」(前出・球界関係者)
というのだから、勝負ごとはわからない。ヤクルトOBも次のように語る。
「ウチは巨人、阪神が飛び抜けて勝ちまくらなければ、リーグ優勝できる公算はある。2チームよりも明らかに打線はこちらが上であることは、証明できる。ただし、ケガ人が続出しなければですが…」
今シーズンは団子レースがしばらく続きそうな展開か。