「翔大夢(しょうたいむ)」なる四股名の力士が誕生した。
大相撲夏場所が5月12日に初日を迎えるにあたり、日本相撲協会から新番付が発表されたのだが、綴山部屋の西序二段二十六枚目「伊藤」が「翔大夢」に改名されると明かされた。
昨年12月17日に亡くなった先代師匠(元関脇・寺尾)が生前に考案していた名前であり、早くも幕内昇進を願う相撲ファンが増えているという。
この四股名は大谷翔平の「SHO-TIME(ショータイム)」にちなんだものであることは明らかで、
「伊勢ケ浜部屋の西三段目四枚目に、沖縄県出身の大谷(おおたに)がいます。いずれは誰もが注目する、幕内での『大谷VS翔大夢』の取組を望む声が相次ぐのも頷けます」(相撲ライター)
ところで、四股名には付け方や決め方にルールはあるのだろうか。相撲ライターが続けて解説する。
「結論から言えば、明確なルールはありません。髙安や遠藤のように本名をそのまま四股名にしたり、九重部屋の千代の富士や千代大海のように、伝統的に千代をつけたり。大横綱の大鵬にちなんで白鵬、埼玉栄高校出身だから『栄』をつけて豪栄道と命名された場合もあります。栃木県出身の『宇瑠寅(うるとら)』(西序二段八十二枚目)、はたまた大阪府出身の『光源治(ひかるげんじ)』(最高位・幕下五十四枚目、すでに引退)といった力士もいますね」
相撲界にもキラキラネームが現れる時代になったが、くれぐれも名前負けはしないように。
(所ひで/ユーチューブライター)