ABCラジオ開催の「タイガース交流戦徹底応援キャンペーン」が、阪神ファンの間で「当たりの入ってないクジ」とガッカリされている。
このキャンペーンは、ABCラジオのプロ野球中継「ABCフレッシュアップベースボール」が毎年、セ・パ交流戦時期に開催しているものだ。6月11日からの6連戦では阪神の得点×1万円、勝てばさらにプラス10万円を1名にプレゼントするという、太っ腹企画である。
ところが6月11日からのオリックス3連戦では初戦、第2戦ともに4-0で完封負け。第3戦でやっと5-0で勝利したため、リスナー1人に15万円がプレゼントされた。なんとか当選者を出したものの、阪神は6月13日の時点で交流戦を5勝9敗と大きく負け越しており、ファンからは「最初から当たりの入ってないクジ」と厳しい指摘が寄せられている。
「ABCのキャンペーン告知ページでは『10点獲ってタイガースが勝利すると…なんと賞金は20万円!』などと大々的に謳っていますが、昨年のキャンペーン期間中は2勝4敗と苦戦。そもそも今季、2桁得点で勝利したのは、4月20日の中日戦(15点)の1試合だけ。これでは大金ゲットの希望は、絵に描いた餅にしかなりませんね」(在阪メディア関係者)
ABCは2021年6月、開幕から破竹の勢いで首位に君臨していた阪神の勢いに乗って「虎バンスペシャル#あかん阪神優勝してまう」を放送。矢野燿大監督が優勝旅行のお土産について「うーん、クッキーかなぁ。ハワイのクッキー」とフラグのお手本のような発言をし、見事にV逸している。
「タイガース交流戦徹底応援キャンペーン」は、関西圏のラジオ聴取率調査期間に合わせて行われる企画で、本来であればリスナーへのサービスになるはず。だが今のところ、阪神ファンにとっては大当たりよりも「負けフラグ」になってしまっている。
(ケン高田)