ファンはチャームポイントと受け取っていたが、当の本人はそう思ってはいなかったようだ。そんな典型的な案件が発覚した。
タレントの朝日奈央は、芸能人という仕事柄、身だしなみを確認するために1日に50回は鏡を見るという。それどころか、自分に自信が持てなかったという理由で、以前は150回以上は鏡を見ていたというから相当なものだ。
朝日がそんな自意識問題を口にしたのは、6月26日に都内で行われた「ハイチオールの鏡」のお披露目PRイベントでのこと。同イベントで、朝日はポジティブで美しくいられる秘訣として、ホクロを除去したことを打ち明けたのだ。
どうやら、ファンからはトレードマークと言われてた「ホクロ」が、実はコンプレックスに感じることがあったという。そして、除去してから「前向きでいられるようになりました」と、包み隠さず話している。
続けて、朝日からは「美容整形あるある」な話が飛び出した。女性誌記者がうなずきながら説明する。
「ホクロを除去したことについて、誰からも何も言われなかったようですね。それもあって、意外と周りは自分のことを見ていない、気にしすぎていたかもしれないと、朝日は笑っていました。実際、近年は美容整形が当たり前の時代となりましたが、ちょっとしたことなら周りはまったく気づかないことが多い。気づいても言わないというエチケットが必要な場面はありますが、それと本当に気づかないのは雰囲気でわかります。実際、朝日の場合はネットで指摘されていませんでしたから、世間の人たちはほとんど気づいていなかった可能性が高いですね」
美容整形に関しては常に賛否あるが、朝日本人は「周りの人からすると大したことないと思うけど、私にとっては大きな一歩だった」と言っているだけに、メンタルが前向きになるならファンは反対しづらい。
一方で、芸能人として立場が違うとこんな物議を醸す例があると、エンタメ誌ライターが語る。
「昨年11月頃、元乃木坂46の白石麻衣の鼻の下と、右の上唇の間にあったはずのホクロが消えていることが話題になりました。熱烈なファンからは『あのホクロあっての、まいやんなのに…』と、残念がる声がかなり上がったのです。でも、やはり白石本人はコンプレックスに感じていたようですね。また、意外と知られていませんが、地方アイドル時代に『千年に1人の逸材』と評された橋本環奈は、グループに在籍していた2014年頃の公式ブログで『顔のホクロが多くて悩んでいる私』『1日で3個も増えたんですよ』と報告するなど、常に顔のホクロの多さに悩んでいました。ところが、17年あたりからホクロがキレイに消えてしまったことで、一部の人たちがザワついたんです」
チャームポイントであったホクロが消えた程度では、離れるファンはほぼ皆無だと言われるが…。それでも〝元の顔〟でファンになった人たちは、「ホクロぐらいで止めておいてほしい」というのが偽らざる本音だろう。
(石田安竹)