誤審問題がクローズアップされたパリ五輪の柔道競技だが、女子では初出場となった48キロ級の角田夏実が、唯一の金メダルを獲得。日本の女子柔道史上最年長となる31歳11カ月でのメダル獲得で、同階級の金メダルは2004年のアテネ以来、20年ぶり。さらに、最終日に行われた団体戦の決勝フランス戦では2階級上の相手に、得意技の巴投げで一本勝ちした。
一躍その名をとどろかせた角田だが、今年2月に開設したYouTubeチャンネルの登録者数は、金メダル獲得直後には1万7000人だったのが、8月8日正午の時点で7万6000人にまで急増した。
その中で最も多い51万回の再生回数を記録している動画のタイトルは「私、結婚したいんです」。母校・東京学芸大の柔道部の後輩で、格闘技イベント「RIZIN」の王者・伊澤星花とのコラボ動画だ。伊澤から最近の恋愛を聞かれて「何もない」としつつ、「私も結婚したいな~って」と、結婚願望があることをうかがわせた。
さらに理想のタイプについて「柔道を理解してくれる人」「一緒にスポーツを楽しめる人」と告白。人見知りでなかなか男性に話しかけることができないことも打ち明けたのだが…。
「2021年の東京五輪の代表選考に漏れて、一度は引退を考えたのですが、実はその後に『失恋』を経験しています。相手は理想のタイプにピッタリだったので、かなりダメージを引きずったはず」(スポーツ紙記者)
角田の交際事情は相手の知名度もあって、柔道界では誰もが知るところだったが、ゴールインには至らなかった。
「柔道の元全日本選手権王者、加藤博剛です。2017年から2018年頃には角田のインスタに登場していました。2022年12月に現役引退を表明しましたが、所属先がともに千葉県内だったことから角田と親交を深め、交際に発展した。ところが、コロナ禍に破局を迎えたと言われています。加藤は巴投げから得意の寝技で相手を仕留めるスタイルでしたが、角田もそのスタイルで、加藤から多大なる影響を受けたと思われます。角田は失恋を乗り越え、メンタルが強化されたことでしょう」(前出・スポーツ紙記者)
伊澤とのコラボ動画では、五輪後の総合格闘技転身に前向きな発言をしていたが、とりあえずは2028年のロス五輪を目指すかが注目される。
(高木光一)