マーリンズ戦で前人未踏の大記録「50本塁打50盗塁」に到達したドジャース・大谷翔平をめぐり、観客席では50本塁打のボールをゲットしたファンが、すぐさま警備員に連れられて退席したという。
本来であればサインボールや帽子などの記念品などと交換されるはずだが、ここでまさかの出来事が起きる。マーリンズの地元紙「マイアミ・ヘラルド」の記者によると、50号ボールをキャッチしたファンは記念品との交換に応じず、そのまま持ち帰ったというのだ。
実は記念ボールの「交換拒否」は、今回が初めてではない。2022年にア・リーグの年間最多本塁打記録となる62本を放ち、MVPに輝いたヤンキースのアーロン・ジャッジの記念ボールもそのひとつだ。キャッチした男性は「ファンの権利」を主張し、手放すことを拒否。その後、オークションに出品されて、150万ドル(約2億2500万円)で落札された。
大谷がドジャース移籍1号となる記念ボールをキャッチしたファンは、警備員に連行されてバット、ボール、帽子との交換を打診されるも、これを拒否。のちにドジャース職員から交換を「強要」されたことが明るみに出て、物議を醸している。
大谷の「50-50」記念ボールは、一説には3億円から4億円もの価値があるのだと。これほどのお宝となれば、記念品との交換を拒否する人が出てきても不思議ではなかろう。
(ケン高田)