配信からおよそ1カ月が経過してもまだまだ話題になり続けている、Netflixのオリジナルシリーズ「極悪女王」。
主人公のダンプ松本を演じたゆりやんレトリィバァ、ライバルのクラッシュギャルズの長与千種役を演じた唐田えりか、ライオネス飛鳥を演じた剛力彩芽ら、完全に「レスラー化」した女優たちの好演が称賛を浴びているのだ。プロレス担当記者が言う。
「プロレスのスーパーバイザーを務めたのは長与ですが、彼女にとってもはや、唐田はまな弟子のような存在。作品に登場したブル中野のYouTubeチャンネルで感想を話していましたが、剛力のことは『剛力さん』と呼んでやや遠慮があったのに対し、『唐田』と。自身を見事に演じ切った唐田に感謝、感激しているようです」
唐田は2020年1月に、杏と結婚して3人の子供がいた東出昌大との不倫が明るみに出て芸能活動を自粛し、休業状態に。その間に受けた最初のオーディションが「極悪女王」のそれだったという。
企画・脚本・プロデュースを手がけた鈴木おさむ氏が映画コメンテーター・有村昆のYouTubeで明かしたところによれば、唐田はオーディション最後の組に登場。「こんな私に社長が向き合ってくれた」などとブチまけたという。
見どころのひとつであるダンプと長与の髪切りマッチのシーンでは、鈴木氏と話し込んでいる事務所社長に駆け寄ってきて、「これから髪切られてきます!」と報告。グータッチをしてリングに向かったのだと。
丸刈りにしたことで、女優として再起することになったが、作品のヒットを受けてのインタビュー記事が多い中、唐田の単独インタビューはほぼなかった。いったいなぜか。
「劇中、決まっている試合の『台本』を破ることを『ブック破り』と呼んでいましたが、週刊誌やスポーツ紙では、作品以外の『ブック破り』の質問が飛ぶかもしれないと、事務所が警戒していました。とはいえ、唐田の現場には事務所社長がほぼほぼ付いて来て目を光らせているので、そうなるとは考えられませんけどね」(芸能記者)
唐田は一度どこかで空白期間のことを全てブチまけてしまえば、楽になりそうだが…。
(高木光一)