政治

呂律が回っていないのに「ほぼ100%トランプ」をドヤる木村太郎の「聞くに堪えない解説」

 三連休でくつろぐお茶の間に、ゾッとする映像が流れた。11月3日の「Mr.サンデー」(フジテレビ系)にコメンテーターとして登場した元NHKキャスター・木村太郎氏の呂律が回っていないのだ。SNS上では即座に「認知症では」「何を言っているかわからない」などと体調を気使う書き込みがあったが、そんな視聴者の心配をヨソに、木村氏はMCの宮根誠司からアメリカ大統領選の行方を尋ねられ、

「今回もトランプが圧勝する」

 とドヤ顔で語り出した。さらに宮根が自信のほどを確認すると、

「100%というのが本当なんだけど、不測の事態があるといけないら90(%)」

 そしてこんな展望を語ったのである。

「今回、カマラ・ハリスという人は黒人で、しかも女性。この人の反対側のトランプに投票するっていうと、いろいろ聞こえが悪いから、適当なところでカマラ・ハリスって言っておこうかな、って票が上積みされてるんじゃないかと思う。トランプが勝てば盟友のプーチンに進言して、すぐに戦争をやめさせる」

 笑いを浮かべつつ、ウクライナが見捨てられると予見したのだ。番組制作会社幹部が嘆息する。

「90歳の田原総一朗氏や86歳の木村氏を起用し続ければ、Z世代はもちろん、60歳以下はテレビを見なくなる。しかも木村氏は新型コロナ流行中に『街を出歩いている若者は俺を殺す気か』『老人にとって1年は貴重なんだから、子供や若者が行動を自粛しろ』と暴言を吐きまくった。ドジャースの大谷翔平には『通訳が賭博事件に関わったのだから、大谷もタダでは済まない』とトンチンカンな大谷バッシングを展開しています。古巣のNHKはとっくに距離をおいているんですが、そんな木村氏と専属契約するのがフジテレビ。視聴者と感覚がズレている」

 トランプがプーチン側につくという発言は、中国が台湾に軍事侵攻する「台湾有事」が起きたら、トランプは台湾も日本も見捨てることをも予見している。そんな世界の暗澹たる「もしトラ」未来予想図を、呂律が回らない老人が嬉々として語る光景は、もはやホラーの域ではないか。前出・番組制作会社幹部のため息は続く。

「これまでずっと『トランプが勝つ』しか言ってこなかった木村氏に対し、『報道ステーション』(テレビ朝日系)の大越健介は全米をくまなく取材しています。大統領選がどういう結果であれ、視聴者が元NHKキャスターのどちらから解説を聞きたいかは明らかでしょう」

 78歳のトランプVS60歳のハリス、大統領選の結果が確定するには数日かかる見込みだ。まずは対岸の日本メディアから、自身の過去の発言と未来に責任が持てない老人から、フットワークの軽い若手へと世代交代を進めてはどうか。

(那須優子)

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