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【武蔵野S大胆分析】15着と14着に大敗した「2頭」が次走以降にガラリ一変「超大穴馬券」になる「ウハウハ条件」

 11月9日に東京競馬場で行われたGⅢ・武蔵野ステークス(ダート1600メートル)。同レースの1着馬には12月1日に中京競馬場で行われるGⅠ・チャンピオンズカップ(ダート1800メートル)への優先出走権が与えられる。

 だが、そのこととは全く別に、筆者が注目していたのは「人気薄のドルチェモア(牡4、単勝226.8倍)とイーグルノワール(牡3、単勝45.1倍)の2頭がどんな走りを見せてくれるか」という点だった。

 結果はドルチェモアが15着(ビリ)でイーグルノワールが14着(ブービー)。今回は箸にも棒にもかからない大敗となってしまったが、この2頭には次走以降で「ガラリ一変」の可能性がある、と断言したい。以下、その根拠を大胆に述べてみよう。

 まずは、ドルチェモアから。同馬はデビュー戦から破竹の3連勝でGⅠ・朝日杯FS(阪神・芝1600メートル)を制した超素質馬。ところがその後は成績低迷の長いトンネルをなかなか抜け出せず、3走前の京成杯AH(中山・芝1600メートル)を前に心機一転、美浦の上原佑紀厩舎から栗東の高橋一哉厩舎へと転厩した。

 復活を期して臨んだ転厩初戦の京成杯AHは16着、初のダート挑戦となった前走のグリーンCC(東京・ダート1600メートル)も15着と大惨敗。転厩3戦目となる今回の武蔵野Sは京都金杯(芝1600メートル)以来2度目となる、ブリンカーを着用してのダート再挑戦だった。

 果たせるかな、京都金杯の時と同様、ブリンカーが効きすぎたのか、ドルチェモアは自らが作り出したハイペースの逃げで自滅。ただ、敗因はそれだけではなかった。近走は最後の直線で戦意を喪失するようなレースが続いており、今回も直線に入った途端、自らレースをヤメてしまったのだ。

 要は馬自身のメンタルの問題。逆に言えば、壊れかけたメンタルを立て直すことができれば、芝であるかダートであるかを問わず、次走以降、目の覚めるような一発があっても不思議ではないことになる。その際、単勝ともども超大穴馬券となるだろう。

 一方、イーグルノワールは兵庫JGP(園田・ダート1400メートル)優勝後の全日本2歳優駿(川崎・ダート1600メートル)で、今を時めくフォーエバーヤング(牡3)の2着がある実力馬。ただし、今回の武蔵野Sでの大敗が如実に示しているように、その実力を遺憾なく発揮できる舞台は、砂の深い地方競馬に限られる。

 次走以降、地方の重賞戦線で人気を落とすようなら、迷わず買いだ。

(日高次郎/競馬アナリスト)

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