11月22日から発売されている2025年版「中日ドラゴンズ・カレンダー」には、現役の選手やスタッフが使いやすいように、「ある工夫」が施されているという。球団関係者が明かす。
「通常のカレンダーは日曜日がいちばん左に配置されていますが、ドラゴンズのカレンダーは月曜日から始まるデザインになっています。11月26日のラジオ番組『ドラ魂キング』(CBCラジオ)にゲスト出演した球団OBで野球解説者の荒木雅博氏が『メチャクチャいいんですよ。家でも使っています』とPRしていたとおり、金曜日からの3連戦の予定が書き込みやすい。長年、月曜日が休日というプロ生活を送ってきたため、引退後もドラゴンズ・カレンダーを使い続けるOBは多いと聞いています」
2025年版の表紙は井上一樹新監督を中央に据え、守護神ライデル・マルティネスと選手会副会長で侍ジャパンにも選出されたリリーバーの清水達也が両脇を固める布陣。高橋宏斗、柳裕也、岡林勇希ら13人の主力選手が配置されているが、根尾昂のカレンダー内での「ポジション」がどうにも…。
表紙はもちろん、1月から12月まで見渡しても根尾の姿はなく、巻末の「付録」ページに、大勢の中のひとりとして発見できる。2022年版では野手として「9月」のページに、2023年版と2024年版では投手として登場していた。今回の「付録落ち」に、
「購入したファンからは『根尾がいない』『2024年版は11月にいたのに』といった悲鳴が聞かれます」(スポーツライター)
2024年は3試合に登板し、打者39人に対して被安打10、被本塁打2。防御率は9点台だった。契約更改交渉では、350万円ダウンの年俸1250万円(推定)でサインしている。
「井上新体制になって、背番号7から変更することになりました。7という数字が投手にふさわしくないということもあり、心機一転を促すのが狙いのようですが、新しい背番号はまだ決まっていません。いずれにしても、7をつけた根尾の勇姿は、今回のカレンダーで見納めとなります」(前出・スポーツライター)
2026年版のカレンダーでは、デカデカと目立つポジションに復活してほしい。