今ではあまり景気のいい話を聞かないが、かつてはバブル期もあったJリーグ。元日本代表の城彰二氏が、そんな時代の豪快な散財ぶりを明らかにした。
自身のYouTubeチャンネルに元日本代表の石川直宏氏と田中隼磨氏、太田宏介氏を招いて行われた生配信のトークで「現役時代のいちばん高い買い物は何?」という質問に答えた。
4人とも家か車ということで、それ以外の高価な買い物は何なのか、トークを展開していく。田中氏の答えは「時計」だった。
「Jリーグで優勝した時とか、昇格した時とか、500試合出た時とか、記念に購入する。その中でいちばん高いのは1000万円」
これには城氏も驚愕するしかなかった。
続いて太田氏は、
「ちょっと変わったところで言うと、1日で100万円使いたいという、ワケが分からない衝動があった。FC東京の若い選手を連れて、いいお店を予約して、1日で100万円使ったというのがあった」
思い切った贅沢をしたことがあると明かしたのだった。
多趣味で知られる石川氏が挙げたのは、サーフボード。オーダーメイドのボードやウェットスーツを複数、所有しているという。
城氏の贅沢はこれらを越えるもので、横浜の高級デパートに行き、
「服をここからここまで」
と一気買い。さらにこんな話も。
「ジェフにいた頃に、俺の誕生日パーティーを開いてくれることになった。普通はお店を予約してくれるけど、なぜか知らないけど俺の家だったの。家に80人ぐらい来ることになって、パーティー開くのにいろんなものがなきゃいけないよね、って思って、防音のカラオケルームを作って、ビリヤード台も入れた。マンションの8階だったので、床の補強もした。その時、3000万円ぐらいかかった」
マンションは賃貸だったため、退去時に原状回復しなければならず、さらにお金がかかったというのである。
城氏がジェフに所属していたのは、18歳から20歳の時。その若さで3000万円を誕生会のためにブチ込んだとは、なんともバブリーなエピソードである。
(鈴木誠)