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マルティネスと守護神争い…巨人・大勢のストレートが「球界一嫌われる」メカニズム

 通算セーブ数の実績か、チームへの貢献度か。2月の春季キャンプを前に、昨季セ・リーグを制した巨人の守護神争いが静かにスタートしている。

 昨シーズンまで中日で通算166セーブを挙げたライデル・マルティネスを、巨人が4年総額50億円以上の超大型契約で獲得。ところが巨人には大勢という守護神がおり、昨シーズンも29セーブで優勝に貢献している。阿部慎之助監督が8回を大勢、9回をマルティネスに託す構想を明かすと、大勢はクローザーの座を奪回すべく、ライバル心をむき出しにしているという。

 マルティネスは2019年から6年連続で40試合以上に登板。48登板の2023年は防御率0.39をマークするなど、抜群の安定感を誇る。一方の大勢は、故障やコンディション不良でたびたび戦線を離脱していることもあって、守護神争いはマルティネスに分がありそうだが…。

 1月5日放送のスポーツ情報番組「すぽると!」(フジテレビ系)の名物企画でこのほど、興味深いデータが示された。プロ野球選手が選ぶ「100人分の1位」の直球部門で大勢が19票を獲得し、1位に選ばれたのだ。

 ファンや記者の目線ではなく、グラウンドで実際に生で見た選手たちが、スピードだけでは計れない「すごいストレート」の投手を選ぶ企画で、阪神の近本光司と森下翔太、横浜DeNAの牧秀悟、ヤクルト・長岡秀樹ら名だたる打者が、大勢のストレートを称賛。野球解説者の五十嵐亮太氏が指摘したのは、まっすぐに伸びるストレートと、右打者の内側に食い込むシンカー気味のストレートの2種類がある、というもの。これをうまく使い分けていることで三振を奪っている、との解説だった。ちなみにマルティネスは5位で、得票は6票にとどまっている。

 昨シーズンは右肩の違和感で、およそ2カ月間の戦線離脱を余儀なくされた大勢。復帰戦となった6月30日の広島戦では全球ストレートで、1イニングを0点に抑えた。球界一ストレートが嫌われる大勢と、新加入のマルティネス。どちらがクローザーに起用されても、他球団の強打者は剛球コンビの直球に相当、手こずることだろう。

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