ここはひとつ「ACジャパンテレビ」に改名したらどうか、と思うくらい、フジテレビのCMが公益社団法人ACジャパンの公共広告に差し替わっている。それはひとえに、中居正広の女性トラブルへの関与をめぐって開かれた港浩一社長の「会見大失敗」による、不信感の表れとみて差し支えなかろう。
そうした状況を受けて、TBSは芸能関係者とテレビ局員の実態を把握するための社内調査に着手した。そして問題を把握した際には、適切に対処するという。
日本テレビはこれまでも、トラブルや人権侵害があった場合、それらを見聞きした際には速やかに上司に相談したり、「通報窓口」を利用するように促しているとのこと。ここで再度「通報窓口」の周知を行ったと発表している。
その日本テレビではかつて、局員とアナウンサーのただれた関係が問題視されたことがある。2003年、当時アナウンサーだった魚住りえと、同じくプロデューサーだった菅賢治氏の「不倫疑惑」である。
報じた写真週刊誌によると、魚住は2月中旬の深夜、都内で菅氏ら同僚3人で酒を飲んだ後、菅氏と抱き合ったり路上に座り込んだりした。さらに帰宅途中のタクシー車内で菅氏の膝の上に乗って額にキスを連発し、頭を優しくなで続けたと…。
「これが明るみに出た際、魚住は局幹部から口頭で厳しく叱責され、妻帯者だった菅氏も同様に注意を受けたそうです。魚住は小柄で男受けするタイプ。その3年前には、無名のボクサーとの同棲が発覚しています」(テレビ局関係者)
つまりは日本テレビも局幹部が女子アナを引き連れて飲み会を開き、余計な行為に及んでいたことになる。こうした件はなにも、このケースひとつだけではないだろう。
これから先、各局からはどんな「膿」が出てくるのか、出てこないのか。
(中西哲弥)