「スシロー」の広告から笑福亭鶴瓶が消えて久しい。2023年7月からイメージキャラクターとして起用されてきたが、1月末で公式サイトから削除された。「スシローのこだわりの語り部」としてCMに出演。初めて「スシロー」の味に触れた時のリアクション「ええやん!スシロー」がそのまま使われていた。
広告取りやめの背景に、中居正広氏のスキャンダルがあることは明らかだ。2023年5月に中居氏が自宅で開いたバーベキューパーティーに、鶴瓶も参加していたのだが、そこに今回のスキャンダルの被害者X子さん、スキャンダルの関与が疑われるフジテレビ社員A氏もいたというのだ。
当日、鶴瓶は同じく呼ばれたヒロミとともに早めに帰宅したとのことだが、「スシロー」側としては早めに、そうした中居がらみのタレントとの関係を断ち、客の不信感を少しでも減らしたいという思惑があるのだろう。
いずれにしてもこの不運に、鶴瓶は2月2日の「ヤングタウン日曜日」(MBSラジオ)に生出演した際、「歴史に残るトバッチリ」とボヤいていた。
だが、回転ずし大手から鶴瓶が消えた一因に、驚くべき理由が浮上している。
〈下半身を露出させたり鯉を虐殺したりする人だから〉
〈鯉の祟りではないか〉
いったいどういう関係があるのか。ベテラン放送作家が語る。
「若い頃の鶴瓶が局部を露出して、テレビ東京を長らく出禁になった話を知っている人はいるかと思います。一度目はまだ『東京12チャンネル』だった1975年。『独占!男の時間』の生放送中、リハーサルで披露したギャグを担当プロデューサーに傲慢な態度で批判された腹いせに、カメラの前で開チン。そのままスタジオを強制退場させられます」
その2年後の1977年、「二度目」がやってきた。この番組の最終回に、司会だった山城新伍の計らいで再出演を果たしたまではよかったが、再び下半身を露出。さらにその勢いで同局の敷地内にあった池に飛び込み、当時の社長が大切に育てていた時価数百万円の錦鯉を踏み殺したのだ。事態を重く見たテレビ東京はその後、2003年までの26年間、鶴瓶を局から追放している。
つまり、だ。「鯉を踏み殺した祟り」が今になって効いてきたのではないか、というのである。もちろん何の根拠もない妄想のたぐいではあるのだが、今後の起用について「社内で検討中」としながら、その後は何も声明を出さない「スシロー」の対応を見ていると、笑ってもいられないのである。
(魚住新司)