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「やってやろうじゃないの」巨人・阿部監督を駆り立てた「歴代セ・リーグ新人監督に1年目からの連覇はない」

 巨人の歴史を振り返ると、新人監督として就任1年目で優勝に導いたのは、中島治康、川上哲治、藤田元司、原辰徳の4人。そして2年目はというと、藤田監督の2位が最高だ。つまり、新人監督の連覇はこれまでない、ということになる。そしてこれはセ・リーグ全体においても同じだという。

 この事実を踏まえて、阿部慎之助監督と野球解説者・高橋由伸氏による、YouTubeチャンネル「日テレスポーツ【公式】」でのやり取りを見てみよう。

阿部「去年は(監督に)なりたてで、しゃかりきにやるしかなかったんですけど、今年は落ち着いて『やってやろうじゃないの』っていうイメージです」

高橋「調べてみると、歴代セ・リーグの(新人)監督就任1年目からの連覇がないらしいの」

阿部「連覇がないと聞いたら、余計『やってやろうじゃないの』って思いますね。素晴らしい補強もしていただきましたし」

 昨年、15勝3敗でリーグ優勝に大きく貢献した菅野智之がオリオールズに移籍。その穴を埋めるべく、日米通算197勝の田中将大をはじじめ、中日時代に2回の最多セーブのタイトルを獲得したライデル・マルティネス、ソフトバンク正捕手・甲斐拓也を加入させた。攻撃面においても、新外国人トレイ・キャベッジという大砲候補が加わった。

 くだんの動画チャンネルにおいて、阿部監督は「書くんすか? 難しいなぁ…」と言いながら、開幕スタメンを「発表」。2番・吉川尚輝、3番・ヘルナンデス、4番・岡本和真、そして5番にキャベッジと明記している。

「岡本の後がやっぱり肝だったので。フタを開けてみないとわからない。日本のピッチャーのレベルの高さを痛感すると思いますよ」

 キャベッジには大きな期待を寄せるとともに、不安も覗かせる阿部監督だった。

 セ・リーグ新人監督初の偉業なるか。

(所ひで/ユーチューブライター)

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