千鳥・大悟「なんか、別にいいんすけど、フジテレビ、なんか暖房切ってないっすか」
フットボールアワー・岩尾望「ちょっとうっすら寒かったよな」
王林「切ってる、絶対、切ってる。めっちゃ寒かった」
大悟「こんな時こそ、暖房上げていこう」
これは先日の「酒のツマミになる話」(フジテレビ系)で展開された、フジテレビの「エアコン切り疑惑」にまつわりやりとりだ。どうやら各人に割り当てられた楽屋でのことと思われる。中居正広氏の性的強要スキャンダルに端を発するフジテレビCMスポンサー撤退の大ピンチで、消費電力を抑えねばならないところまで追い込まれているということなのか。
別の現場でも大ピンチな現状を見てとれたと言うのは、さる放送作家である。
「『土曜プレミアム』枠でオンエアされた『小泉孝太郎&かまいたちの芸能人テスト』です。芸能界イチの芸能通を決めるためのクイズ特番だったのですが、このスタジオセットがゴールデンタイムではありえないくらいショボかったんです。一応、司会は小泉孝太郎、かまいたちという2組ですが、客入れもせず、スタジオの画ヅラはタイト。スタジオのスペースを広くとると、それだけ美術費がかかると考えたんでしょう。あまりにもチープすぎて、深夜帯かと思ってしまったほどで…。出題されるクイズにしても、フジテレビのヒットドラマやバラエティー番組のアーカイブ映像を使い回すなど、なるべくお金がかからないよう徹底されていましたね」
そして最後に衝撃的なシーンが訪れる。ふくらPが優勝したのだが、通常ならその瞬間、例えば紙吹雪が発射されたり、効果音など多少は派手な特殊効果があってよさそうなのですが、そうした演出はゼロ。かまいたち・濱家隆一が、解答席のふくらPのもとへと歩み寄り、優勝トロフィーを渡すだけという、なんとも味気ない終わり方で締めくくられていたのだ。
「もともとこの『土曜プレミアム』枠は潤沢な予算がつくことで知られ、かなり大型で制作費がかかりそうな番組の企画を提出できました。この1回だけを見る限りですが、フジテレビの緊縮財政を感じてしまいました」(前出・放送作家)
フジテレビは本当に大丈夫なのだろうか。
(魚住新司)