スポーツ

カリスマ馬券師・亀谷敬正「プロフェッショナル血統塾」〈米国要素の強いジュタに注目〉

 弥生賞は主流血統に注目のレース。ディープインパクト記念と名付けられているとおり、ディープインパクトの血を持つ馬も走りやすいレースです。

 過去10年、6番人気以下で連対した4頭は「血統ビーム」独自の血統系統がディープインパクト系。ディープインパクトと同様に主流の中長距離GⅠに強いTサンデー系の馬です(血統系統は「スマート出馬表」を参照してください)。

 17年に8番人気で2着したマイスタイル、19年に8番人気で勝ったメイショウテンゲン、そして昨年6番人気で1着したコスモキュランダは、母父が米国型でした。主流のサンデー系に米国血統を母方から強調された馬の方が、好走率はより高くなります。

 今後は母父ディープインパクトにも注目。芝2000メートル重賞での父か母父ディープインパクトは好走率、期待値ともに優秀で、当レースでも23年にワンダイレクトが3着、24年は唯一の該当馬だった最低人気のエコロレイズが僅差4着に好走しています。

 また、このレースに限らず、ディープインパクト産駒が得意とするレースは、ドゥラメンテ産も得意にしていて、21年にはタイトルホルダーが勝利しました。

 さらに、道中で流れに乗ることや、反応の早さが問われるため、短い距離での実績や前走で今回よりも短い距離を使っている馬が有利になります。過去10年、芝1600メートル以下で勝利経験のあった馬は複勝率が50%で複勝回収率は162%。ちなみに前走芝1800メートル以下は複勝率が34%、複勝回収率は106%です。

 また、格も問われるレースで、GⅠ戦を使ったことのある格上馬の好走が目立ちます。過去5年、GⅠ出走馬は複勝率が75%、複勝回収率は186%でした。

 20年はワーケアが2着、オーソリティが3着。21年はタイトルホルダーが1着、ダノンザキッドが3着。22年はドウデュースが2着、ボーンディスウェイが9番人気で3着。23年はトップナイフが2着。24年はシンエンペラーが2着、シリウスコルトが9番人気で3着しています。

 ジュタの父はドゥラメンテ。ディープインパクト産駒が強いレースに向く種牡馬で、前々走でGⅠホープフルSを経験していますし、母のシャンパンエニワンは父ストリートセンスで母父ゴーストザッパー。当レースに相性のいい米国要素の強い血統馬です。

亀谷敬正(かめたに・たかまさ)テレビ、専門誌などでカリスマ的人気の若手血統馬券師。HPはhttp://www.k-beam.com 推奨レース、期待値の高いデータ満載の出走表も配信中。著書「Mの法則×血統ビーム 誰でも使える血統買いパターン」(オーパーツ・パブリッシング)他多数

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    なぜここまで差がついた!? V6・井ノ原快彦がTOKIO・国分太一に下剋上!

    33788

    昨年末のスポーツニュース番組「すぽると!」(フジテレビ系)降板に続いて、朝の情報番組「いっぷく!」(TBS系)も打ち切り決定となったTOKIOの国分太一。今月30日からは同枠で「白熱ライブ ビビット」の総合司会を務めることになり、心機一転再…

    カテゴリー: 芸能|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<寒暖差アレルギー>花粉症との違いは?自律神経の乱れが原因

    332686

    風邪でもないのに、くしゃみ、鼻水が出る‥‥それは花粉症ではなく「寒暖差アレルギー」かもしれない。これは約7度以上の気温差が刺激となって引き起こされるアレルギー症状。「アレルギー」の名は付くが、花粉やハウスダスト、食品など特定のアレルゲンが引…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<花粉症>効果が出るのは1~2週間後 早めにステロイド点鼻薬を!

    332096

    花粉の季節が近づいてきた。今年のスギ・ヒノキ花粉の飛散量は全国的に要注意レベルとなることが予測されている。「花粉症」は、花粉の飛散が本格的に始まる前に対策を打ち、症状の緩和に努めることがポイントだ。というのも、薬の効果が出始めるまでには一定…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
大竹耕太郎・高橋遥人はアウト…阪神「開幕ローテ」をめぐる「あと1枠バトル」の候補者たち
2
横浜スタジアム「ビジター席から締め出し」に阪神&広島ファンが怒り心頭の「言い分」
3
これは「例のカジノ騒動」余波…「千鳥のクセスゴ!」を終わらせるなら「鬼レンチャン」が先だろ
4
坂倉と石原が離脱して…広島カープのトラブル男「中村奨成」に浮上した「まさかの捕手復帰」ベンチ事情
5
「猫とテレビ」で考える「猫を飼う人はリテラシーが低い」という指摘は本当か