テレビ局の入社式には、時に芸能人が「サプライズ参列」することがあるが、今年のテレビ朝日は、主演ドラマ「天久鷹央の推理カルテ」の宣伝を兼ねて、橋本環奈を引っ張り出してきた。アナウンサーなどを含めて29人と記念撮影に応じていたが、経費削減などもあってテレビ局の入社式が以前ほど派手さはなくなってきている中で、やはり華やかな光景だった。
ところがここで、思わぬ「事件」が起きる。１人ずつ社員証を首掛けしていた時のことだ。目の前に橋本が現れて興奮を隠し切れない新入社員のひとりが、こう話しかけたのである。
「実家が同じマンションで…」
テレビ朝日関係者が言う。
「周りには早河洋会長以下、局幹部や、後方にはマスコミの取材が入っており、会話は半ば筒抜けでした。新入社員の話は本当だったようで、橋本は相当、驚いていました」
完全な個人情報のやり取り。公の場ということもあって、この「情報」をどう扱うか見ものだったが、
「結局は（報道が）ＯＫとなりました。背景にはやはり橋本による、マネージャーへのパワハラ問題の余波があると思います。即NGを出してもいいところですが、寛大な心で対応した、というふうに見せたかったのでしょう」（前出・テレビ朝日関係者）
橋本サイドの作戦勝ちだったようだ。
