女子ゴルフで通算5勝ながら、今季は開幕から5戦連続で欠場中の川崎春花が4月14日、所属事務所を通じてKKT杯バンテリンレディスオープン(18日開幕=熊本空港CC)に出場すると発表した。
彼女がなぜ欠場していたか、ゴルフファンはご存じだろう。3月に「トリプルボギー不倫」として報じられたハレンチスキャンダルが原因だ。川崎を含む女子選手3人が、これまた女子ゴルファーを妻に持つ男性キャディーと、どっぷり不倫にハマッていたのだ。
欠場が続いていた理由を川崎は「反省期間をとっておりました」と説明した上で、スポンサーや支援者に「お詫び行脚」をしていたと明かしている。
女子ゴルフのイメージを一気に低下させた下半身騒動だが、不倫の震源地となったキャディーの妻であり、いわば「被害者」の女子ゴルファーは騒動の最中、ママさんプロとして、あえてスポンサー企業と「子育てアドバイザー」契約を結んでいる。
これに日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の対応はといえば、調査と適切な対応を講ずるとしながら、「選手個人の私生活上の行為については必要がない限り関与しない」との文書を発表したのみで、その後はダンマリだ。JLPGA関係者が憤る。
「協会には今年度、川崎を『ブライトナー』に任命している責任があります。この役職は、協会と選手が女子プロゴルフの未来を『明るく鮮やかに』すべく、イベントや広報活動を担うもの。ひたすら鎮静化を待っている状況には呆れます」
協会としては、川崎の復帰でひと区切りつけたいところだろうが、
「ともに不倫が報じられた他の2選手は、いまだコメントを発表していない。今大会は3人が揃って出場予定で、万が一、互いに優勝争いに絡むようなことがあれば、不倫トリオとして好奇の目に晒されることになるでしょう」(スポーツ紙記者)
協会はうやむやな態度、川崎以外の2選手はダンマリというモヤモヤ感の仲、一定のケジメをつけた川崎のプレーぶりや、いかに。
(小田龍司)