スポーツ

森保ジャパンがW杯本番までにやる「選手層強化」選ぶべき「国内組」はこの面々だ!

 史上最速でW杯本大会出場を決めたサッカー日本代表が「次の段階」に入った。それは本大会に向けて、選手層を厚くすることだ。

 チャンスの少ない国内組にとって大きなアピールの場となるのが7月、韓国で開かれる東アジアE-1選手権(7月7日~16日)だ。というのも、E-1選手権は国際Aマッチデーではない時期に開催されるため海外組の招集は厳しく、国内組中心のメンバーになる。それだけに、国内組にとっては大きなチャンスになる。

 では、どんなメンバーが選ばれるのか。選んでほしい選手は誰か。現在、A代表にも選ばれている選手で、GKならば大迫啓介(サンフレッチェ広島)、谷晃生(町田ゼルビア)。DFの長友佑都(FC東京)、高井幸大(川崎フロンターレ)、中山雄太(町田)は当確だろう。さらにW杯アジア2次予選まで代表に選ばれていて、現在、町田の攻撃の中心になっている相馬勇紀も選ばれるか。

 森保ジャパンで層が薄いポジションにも注目したい。今後は3バック、4バックの併用が考えられ、両サイドバックの層は厚くない。そんな中、期待されるのは、右なら濃野公人(鹿島アントラーズ)。昨季、大卒ルーキーとしてサイドバックながら9ゴールを決め、一躍注目された。今季もその攻撃力は健在だ。

 そして左サイドバックなら三浦颯太(川崎)。パワフルな突破力と正確なクロスが魅力で、Jリーグアシストランキングの1位を走っている。2024年の元日に行われたタイ戦で途中出場しているが、これは消化不良だった。もう一度、見たい選手だ。

 絶対的なエースが存在しないワントップなら、昨季19ゴールを決めたジャーメイン良(広島)、山田新(川崎)を筆頭に、高さとスピードを兼ね備えた木村勇大(東京ヴェルディ)も面白い。

 選手層を考えれば、若手の押し上げが必要となる。代表的なのは、セレッソ大阪の北野颯太だ。17歳でデビューし、期待されてきたが、ついにブレイクを感じさせる。決定力があり、パスも出せる万能選手。

 FWなら昨季10ゴールを決めている、湘南ベルマーレの鈴木章斗がいる。柏レイソルの大卒2年目、185センチの大型ボランチ・熊坂光希も招集に値する選手だ。

 個人的に推しているのは、浦和レッズの渡邊凌磨。昨季、FC東京から移籍してきて、複数のポジションを高いレベルでこなし、今季もボランチ、トップ下で活躍。ケガから復帰すると、5試合で4ゴールを決めた。浦和の中心選手として、上位進出に貢献している。

 ただ、浦和はクラブW杯(6月14日~7月13日)に出場するため、E-1選手権に選手を召集できないようだ。確かに浦和が決勝トーナメントに進出すれば、E-1選手権に出場するのは厳しいが、浦和がグループリーグで敗退すれば、出場は可能だ。それでも出られるか出られないか、計算できない選手のために枠を使うのは無理だろう。

 それならば、6月のW杯アジア最終予選の残り2試合に招集してほしいのだが…。それくらい注目してほしい選手だ。

(渡辺達也)

1957年生まれ。カテゴリーを問わず幅広く取材を行い、過去6回のワールドカップを取材。そのほか、ワールドカップ・アジア予選、アジアカップなど、数多くの大会を取材してきた。

カテゴリー: スポーツ   タグ: ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    なぜここまで差がついた!? V6・井ノ原快彦がTOKIO・国分太一に下剋上!

    33788

    昨年末のスポーツニュース番組「すぽると!」(フジテレビ系)降板に続いて、朝の情報番組「いっぷく!」(TBS系)も打ち切り決定となったTOKIOの国分太一。今月30日からは同枠で「白熱ライブ ビビット」の総合司会を務めることになり、心機一転再…

    カテゴリー: 芸能|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<寒暖差アレルギー>花粉症との違いは?自律神経の乱れが原因

    332686

    風邪でもないのに、くしゃみ、鼻水が出る‥‥それは花粉症ではなく「寒暖差アレルギー」かもしれない。これは約7度以上の気温差が刺激となって引き起こされるアレルギー症状。「アレルギー」の名は付くが、花粉やハウスダスト、食品など特定のアレルゲンが引…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<花粉症>効果が出るのは1~2週間後 早めにステロイド点鼻薬を!

    332096

    花粉の季節が近づいてきた。今年のスギ・ヒノキ花粉の飛散量は全国的に要注意レベルとなることが予測されている。「花粉症」は、花粉の飛散が本格的に始まる前に対策を打ち、症状の緩和に努めることがポイントだ。というのも、薬の効果が出始めるまでには一定…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
南原清隆が証明…もう似顔絵も名前表示もテレビ画面に映せなくなった松本人志の「絶望的未来」
2
120年周期で開花「ハチク」一斉枯死で騒然「大地震災害の前兆」凶事の歴史がコワすぎる
3
2軍調整中の巨人・田中将大「皐月賞3連複馬券」を的中させても「むしろ野球の必勝法を考えた方がいい」
4
「突撃!カネオくん」田牧そらが有吉弘行の心をワシ掴みした「茶髪ウィッグ&ギャルメイク」
5
目を疑う惨状から一転…大の里との三番稽古で勝ち越した琴桜の「自信喪失から脱出」