スポーツ

オリオールズ大敗と低迷で持ち上がる「菅野智之がもうトレード要員に」本人の希望は「日本食のおいしいところへ」

 メジャーリーグでは「ワンサイドのボロ負け試合」では投手を無駄に使うことなく温存するため、野手が臨時登板するのはよくあることだ。菅野智之が所属するオリオールズで先日、そんな光景が見られた。4月21日のレッズ戦だ。なにしろオリオールズは2-24と大敗した試合だったのだから。

 この醜態にブランドン・ハイド監督は「恥ずかしい。本拠地に集まってくれたファンの前で…」と嘆いていた。現地ジャーナリストがチーム内事情を語る。

「オフの間、オリオールズは投手補強に失敗しました。エースのコービン・バーンズ(現ダイヤモンドバックス)が抜け、その穴を埋めるために獲得したのが菅野と41歳のチャーリー・モートンでした」

 菅野はここまで4試合に登板して2勝1敗。防御率は3.43。数字上では合格点だが、そもそもオリオールズは育成のチームである。2021年シーズンに110敗と大敗したことで、時間をかけて若手を育て、外部補強は「保険」の意味合いが強かった。しかし2024年オフに限っては投手の補強がうまくいかず、FA市場にもめぼしい投手が残っていなかった。そのため、41歳のモートンにも声を掛けたのが実情だ。

 オリオールズは2023、2024年はポストシーズンに進出したが。レッズ戦で大敗した時点での今年の成績は9勝12敗で、ア・リーグ東地区の最下位だ。このまま低迷すれば、チーム再構築の名目で「若手中心のオーダーに切り替えてくる」というのが、地元メディアの見解だ。中堅とベテランを放出し、将来性のあるマイナー選手を獲得するシーズン途中のトレードを進めていくとされ、その放出リストには菅野も入ってくるだろう。

「むしろ、そこそこ結果を出している菅野が交換要員であれば、相手球団も応じるはず。格好のトレード要員です」(前出・現地ジャーナリスト)

 主力選手が絡むシーズン途中のトレードは、「下位チーム」と「優勝争いを繰り広げているチーム」の間で成立するケースが多い。メジャーリーグ挑戦1年目でのトレードはショッキングだが、オリオールズがチーム再構築へと舵を切るならば、菅野はそれを受け入れるべきだろう。

「菅野は食事が合わなくて苦労しているそうです」(前出・現地ジャーナリスト)

 どうせなら、日本食のおいしいところに移籍できればいいのだが。

(飯山満/スポーツライター)

カテゴリー: スポーツ   タグ: ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    なぜここまで差がついた!? V6・井ノ原快彦がTOKIO・国分太一に下剋上!

    33788

    昨年末のスポーツニュース番組「すぽると!」(フジテレビ系)降板に続いて、朝の情報番組「いっぷく!」(TBS系)も打ち切り決定となったTOKIOの国分太一。今月30日からは同枠で「白熱ライブ ビビット」の総合司会を務めることになり、心機一転再…

    カテゴリー: 芸能|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<寒暖差アレルギー>花粉症との違いは?自律神経の乱れが原因

    332686

    風邪でもないのに、くしゃみ、鼻水が出る‥‥それは花粉症ではなく「寒暖差アレルギー」かもしれない。これは約7度以上の気温差が刺激となって引き起こされるアレルギー症状。「アレルギー」の名は付くが、花粉やハウスダスト、食品など特定のアレルゲンが引…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<花粉症>効果が出るのは1~2週間後 早めにステロイド点鼻薬を!

    332096

    花粉の季節が近づいてきた。今年のスギ・ヒノキ花粉の飛散量は全国的に要注意レベルとなることが予測されている。「花粉症」は、花粉の飛散が本格的に始まる前に対策を打ち、症状の緩和に努めることがポイントだ。というのも、薬の効果が出始めるまでには一定…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
南原清隆が証明…もう似顔絵も名前表示もテレビ画面に映せなくなった松本人志の「絶望的未来」
2
120年周期で開花「ハチク」一斉枯死で騒然「大地震災害の前兆」凶事の歴史がコワすぎる
3
2軍調整中の巨人・田中将大「皐月賞3連複馬券」を的中させても「むしろ野球の必勝法を考えた方がいい」
4
「突撃!カネオくん」田牧そらが有吉弘行の心をワシ掴みした「茶髪ウィッグ&ギャルメイク」
5
目を疑う惨状から一転…大の里との三番稽古で勝ち越した琴桜の「自信喪失から脱出」