お笑いコンビ・ピースの又吉直樹(35)が上梓した「火花」が芥川賞を受賞して話題を集めている。
文藝春秋社が主催する芥川賞といえば、新人作家の短編、中編小説を対象とした文学賞で、過去には数多くの大物作家が受賞してきた。
同賞受賞の効果もあってか、「火花」は発行部数140万部を超えるベストセラーになっているが‥‥。
「社内ではかん口令が敷かれていましたが、又吉さんの『火花』がノミネートされた段階で、今回の受賞は既定路線でした。まあ、ビジネスとしては大当たりしたわけですけど、『やましいところがないのなら、なぜかん口令なんて敷くんだ!』という声も社内にはかなりあった。世間の盛り上がりとは裏腹に、今回の受賞に対して社内はシラケムードでしたよ。うちが出している『週刊文春』も、当分、吉本タレント絡みのスキャンダルはスルーでしょうね(笑)」(文芸春秋社の関係者)
その一方で、又吉が所属する吉本興業では今回の上げ潮ムードを活かそうとばかりにこんな動きもあるという。
「吉本といえば、数年前から沖縄国際映画祭を主催して映画界にも参入し、松本人志や品川祐、板尾創路など所属芸人に映画を作らせていますが、いまいち成果が出ていない。そこで又吉に映画の原作を書くようにハッパをかけているそうです。さらに、又吉を講師にした作家の養成スクールも視野に入れているようです。吉本といえば、NSCなどお笑い芸人の養成学校を経営するなどスクールビジネスのノウハウはすでに持っていますからね」(芸能プロダクション関係者)
今後も「又吉先生」の周囲から目が離せない。