◆よもやま話「もうすぐ姿を消すMAX機」◆
CRルパン三世の人気が止まりません。この人気は、お客の食いつきもさることながら、店側の「客を呼べる最後のMAX機かもしれない」という乗り遅れるな感が伝わってきます。
といいますのも、大当たり確率320分の1以下(全てのMAX機および大半のハイミドル機)の機種が今年の11月1日以降は販売不可となり、設置台も減らしていくという方針が「全日本遊技事業協同組合連合会」(全日遊連)の全国理事会にて打ち出されたためです。
そこでお店は「今のうちに派手さを演出しよう」と、MAX機のシマをガン出しするケースと、「今のうちにヌキ倒さねば」と、激シメにするケースの両極端に。悩ましいのは激シブと激甘が気まぐれに展開することで、毎日通っていれば「いい日だけ」攻めることも可能ですが、それができない大半の人には、さながら中国株の乱高下。とても狙いにいけません。
◆実戦指南「海系および甘デジ狙い」◆
人によってはこのMAX機の状況を「書き入れ時」「打たなきゃ損」と解釈するかもしれませんけれど、私の場合‥‥というか、勝つこと重視であるこの連載の趣旨からいくと、すべきは、ズバリ「見(ケン)」。
覚えておいてほしいのは「店の売り上げの9割は、パチンコならMAX機。パチスロなら爆裂AT機」ということで、それはこの状況でも変わりません。
私にとって、今の不確実なMAX機は打つものではなく、見るもの。いわば、バブルで儲けた人や大損した人を眺める心境です。
というわけで、CRキャプテン翼は激甘なので打つべしと言えますし、お盆直後、つまり今からのルパンは「お盆後のアケ返し」「増台」等々でオススメ。
しかし、そうであっても私は海系を中心に甘デジを推奨します。もしMAX機に手を出すとしたら、前述の台で思いのほか儲けた時にでも、宝くじ感覚で打つのがいいでしょう。
ちなみに、今のスロット、爆裂AT機も今年の12月1日より同様の「販売不可⇒設置もなくしていく」となりますが、こちらに関しては完全敬遠すべき。
なぜなら爆裂AT機は昨年に一度規制があり、その際に、すでに骨抜き状態。以降は「ドギツすぎる」か「ウンともスンとも言わない空気台」ばかりで、どちらを打っても勝てません。
どうしても打ちたいなら「ジャグラー系」にとどめておきましょう。
◆プロフィール 浜田正則(はまだ・まさのり) パチンコ生活歴29年。業界寄りの記述をする「パチンコライター」とは一線を画し、ファン目線で真実のみを文章につづる「ギャンブルライター」として18年目を迎える。漫画の原作者としても活躍しており、作品は多数。