尾木ママこと人気教育評論家の尾木直樹氏が最近「残念な人」とネット上で不評を買い続けている。
先日16日も自身のブログで、安保関連法案反対の立場から中央公聴会に出席した学生団体SEALDsの奥田愛基氏について「与野党含め 国会議員さんたちよりも誠実 勇気 平和への愛 人々への親愛 相手へのリスペクト すごいですね!! 素晴らしい民主主義の体現者」と褒め称えたことがネットニュースで報じられたことで、コメント欄が大荒れ。
翌17日の強行採決に対しても「子供には見せられない」と猛烈批判したことで連日の集中砲火を浴びてしまい、「最近の尾木ママ、ちょっと残念」「ずいぶん(門外のことに)出しゃばるようになってきたね」といった趣旨の書き込みが殺到したのだった。
このような動きは、今回だけに限らない。このところの尾木ママは残念な発言や失言が続いている。
五輪エンブレムで世間を騒がせた佐野研二郎氏の件では「デザイナーに入るお金200億!」と誤発言をして謝罪。また、金銭トラブルを起こした武藤貴也衆院議員に対しては「議員辞職」を迫った。さらに、マイナンバー制度のセキュリティ問題に関しても「絶対嫌です」と真っ向反対。これら一連の発言に対しても、ネット民から「教育問題だけをやっているうちはまだ良かったが最近ちょっと増長している気がする」「教育評論家なら、あまり政治的な面に出しゃばらないほうがいい」といった手厳しい意見が続々と書き込まれているのだ。
しかしその一方で、政治的発言が増えてきたことから「近々政界進出ですか?」といった声も上がっている。
これに対し、政治記者は「ありえないことではない」と話す。
「ある調査で尾木さんは、コメンテーターの人気ランキングで2位にランクイン。しかも支持層はお年寄りから若者まで幅広いし、学識も申し分ない。こんな人材を政界が放って置くはずがありません」
政治が混乱している今、尾木ママが政界進出となるか注目したい。
(李井杏子)