お笑いコンビ「ピース」の又吉直樹が、夜のニュース番組「NEWS ZERO」(日本テレビ系)でキャスターを務めることが明らかになった。初登場は4月28日の放送で、月に1回のペースで出演するという。
又吉といえば昨年7月、小説「火花」で芥川賞を受賞したことが話題となり、以降は文化人としての側面も持つお笑い芸人。受賞前からNHKの教養番組で経済学や職人技術などの取材をしてきた実績もあることなどが、キャスター出演の話にもつながったようだ。
話題作りとしても抜群の効果を発揮しそうな今回のキャスティングだが、その一方で、昨今懸念されているのがニュース・情報番組の芸能人の起用。特にジャニーズ勢の進出は著しく、NHK「あさイチ」の井ノ原快彦を筆頭に、TBS「いっぷく!」の国分太一、そして特に多いのが日本テレビの番組だ。
「『NEWS ZERO』の櫻井翔にはじまり、『ZIP!』の山口達也、『news every』の小山慶一郎、『シューイチ』の中丸雄一、『Going! Sport&News』の亀梨和也と、その数ざっと日テレだけで5番組。この事態に、後塵を拝したフジテレビも4月からHey! Say!JUMPの伊野尾慧を、『めざましテレビ』の新レギュラーに起用することにしました。このような状況をネットユーザーはニュース番組の“ジャニーズ汚染”と呼びますが、今後は又吉をキッカケに、バラエティ同様、ニュース番組の“吉本汚染”が始まるかもしれません」(エンタメ誌ライター)
どのチャンネルを観ても、ジャニーズと吉本芸人ばかりのテレビ界にはウンザリという声も少なくない。
又吉にはぜひとも“汚染”などと揶揄されないキャスターぶりを見せてもらいたい。
(佐藤マコト)