松本人志や渡辺えりなど、ここにきてやたらと敵が増えてきた感のあるホリエモンこと堀江貴文氏だが、ネット民たちはツイッター上で繰り広げられる東国原英夫氏との戦いに興味津々のようだ。
この2人のバトルが勃発したのは、3月23日に放送された「橋下×羽鳥の新番組(仮)」(テレビ朝日系)での堀江氏の発言が発端だった。同番組で堀江氏は、この番組で8年ぶりにバラエティ番組復帰を果たした元大阪府知事の橋下徹氏に対し、「大阪都構想は本を出していれば成功していたかもしれない」と持論を展開。その理由を「反対・賛成の比率をみると、高齢になればなるほど反対が増える。(高齢者の)反対理由が『なんとなく怖い』とか『よくわからない』とか、『わざわざ新しいことを始める意味がわからない』というもの。それを解決するのが本」と語っていた。
この堀江氏の発言に対し東国原氏は、「『本の出版』て(笑)。仮に、自費出版で1000円の本を110万冊、約1億円掛けて出版するなら、あの短期間の中では、その費用をメディア媒体に使った方が明らかに効果は大きい」とツイッターで異論を唱えた。さらには、「昨日の番組で、橋下氏が偉かったのは、堀江氏に対してキレなかった事だ。橋下氏は、『貴方に大阪都構想の何が分かるのか』と思っていた筈」と不快感を示した。
これに今度は堀江氏が「わかってないなあ。出版には時間も金もかかんないですよ。絶対売れるから笑」と反論すれば、東国原氏も自身の主張を曲げず、その後もツイートを続けていたことから、堀江氏は「まだグダグダ言ってんですか笑。バラエティ番組の企画ごときに」とふっかけた。
この「バラエティ番組の企画ごとき」発言が新たな火種となり、東国原氏は「『バラエティごときに』とか言ってる人間(バカ)もいますが、彼等(番組出演者やスタッフ)は少なくとも、TVプログラムに命を賭けてる有志・勇士だと思います」と堀江氏の発言に嫌悪感を示した。
その発言にも食いついていた東国原氏に対して、さらに堀江氏は「てめーが勝手に絡んできたんだろ。番組の意図すらわかってねーくせによ笑」と追い打ち。これには今まで一定のテンションを保っていた東国原氏も「『てめー』って誰の事だ? どうでもいいけど、てめー、言葉にはちょっと気を付けろや」と反撃した。
「3月末オンエアの番組が発端で始まったバトルですが、月をまたいでもなおもヒートアップ中。当初、何で揉めていたのかも忘れてしまうぐらいのこの戦いは、もはや単なる意地の張り合いですね」(週刊誌記者)
なによりもこの大人のケンカを楽しんでいるのがネット民たちで、「どっちもクソガキやな」「堀江は死んでも謝らんだろうから、謝り慣れてる東国原が頭を下げると予想」「東大VS早稲田」と、高みの見物をしている状態だ。
どちらが勝つのか、もしくはどちらが先に大人な対応を見せて、バトルを終結させるのか見物ではあるが。
(本多ヒロシ)