女性スキャンダルをスクープされた三遊亭円楽(66)だが、謝罪会見で爆笑を誘って、何やら“称賛”さえ受けた。一方、輪をかけて株を上げているのが、円楽の不貞を許した夫人なのだが‥‥。
謝罪会見で円楽は「円楽改め“老いらく”です」をはじめ、相次ぐ自虐ネタで報道陣の笑いを誘った。落語界では桂文枝に続く不名誉な不貞醜聞だが、「身から出たサビ」だと謝罪する円楽に対し、夫人は「サビも味になるわよ」と、一枚上をいく“返し”をしたという。
「夫の不倫を笑って許すとは、これぞ噺家の妻!」
と、さぞ落語界からは拍手喝采だっただろうが、「さすがは奥さん!」と声を上げ、沸き上がったのは別の意外な業界だった。夫人の貫禄ある芸人妻の姿勢をことさら賛美するのは、なんと「プロレス業界」。
故・ジャイアント馬場(享年61)と、プライベートでゴルフや麻雀に興じるほど仲のよかった円楽が、大のプロレスファンなのは有名である。かつて全日本プロレス中継の後楽園ホール大会では、年間シートに座る円楽の姿が必ず映っていたものだ。
「円楽師匠はプロレス観戦に奥様を同伴していましたから、自然に奥様も関係者と親しくなっていました。というより、奥様は結婚前からプロレスファンで、しかも全日派だったといいますから、師匠のプロレス人脈とは積極的に交流したのでしょう」(プロレス団体関係者)
円楽はとりわけ、両国中学の同級生だった天龍源一郎(66)と親しかった。その縁で、天龍が全日離脱後に参加した、SWSやWARの後輩レスラーたちの面倒を見ていたのだ。
「自宅はもちろん、ハワイに所有するコンドミニアムに、レスラーや関係者を多数招待したこともありました。故・冬木弘道さん(享年42)とは家族ぐるみの交遊をしていたこともあり、奥様は冬木さんが参戦するようになったFMWの選手たちとも親しくなった。ウルティモ・ドラゴン(49)が設立したレスラー養成学校・闘龍門の理事に円楽師匠が就任したことで、同学校出身のレスラーが多いドラゲー(ドラゴン・ゲート)も応援するようになった」(前出・プロレス団体関係者)
さて、以前は夫婦でプロレス観戦に興じる姿が会場で目撃されていた。だが、近年は円楽が地方公演も多く多忙となり、夫人一人で訪れているという。そして、試合後には“メインイベント”が待っていた。
「奥様はレスラーたちを引き連れて酒場に繰り出すんです。別に偉ぶるわけでもなく、居酒屋チェーンなんかにも入っていって酒や食事をふるまいます。ただ、そんなシーンの中でも、若いイケメンレスラーぞろいとなるドラゲー勢との酒宴は、ホストクラブのアフターのように見えるかもしれません(笑)」(別の団体関係者)
レスラーの“タニマチ”として世話を焼く夫人の様子は、円楽の不倫を笑って済ませた包容力を感じさせるが、“夜遊び”は一次会で終わらない。目撃した新宿二丁目の関係者が話す。
「実は円楽夫人は酒豪なのよね。二次会、三次会と場所を変えながら、朝まで飲み歩いてるわよ。最近は酒に弱い若い子も多いでしょ? 二丁目で夫人は元気なのにレスラーはヘロヘロなんてこともね(笑)。最後は酔い潰れたレスラーらとどこかに消えていくわよ」
白昼堂々の円楽に対し、夫人はやはり陰で支える立場をわきまえてか、夜の街で生き生きとしていた。円楽が芸人らしく自由を謳歌できるのも、この夫人あってのことか──。都内の円楽宅を訪ね、インターホン越しに夫人を直撃した。
「申し訳ありません。結婚してから主人には『表に出るな』と言われておりまして。そういう声があるというのはたいへんありがたいお話なんですが、一切コメントができないんです」
円楽を立てるだけでなく週刊アサヒ芸能への細かいフォローも忘れなかった。
「インターホン越しの対応で申し訳ありません。暑い中、本当にお疲れ様でした」
かいがいしくも豪快な円楽夫人だから、レスラーたちの「アモーレ」にもなっているのだろう。