7月13日、バラエティ番組「バイキング」(フジテレビ系)でタレントの石原良純の発したひと言で、大きな波紋が広がっている。
番組中、MCの坂上忍が東京都知事選について言及。鳥越俊太郎氏の出馬によって「相当拮抗するようになるだろう」と持論を展開すると、石原も「今までの鳥越さんを見てきたら信頼感は大きいのではないですか?」と、鳥越に対して好意的な意見を述べたのだ。
ネット上ではこの発言が、自民党が都知事選挙における党紀の保持について出した文書内の「各級議員(親族等含む)が、非推薦の候補を応援した場合は、党則並びに都連規約、賞罰規定に基づき、除名等の処分の対象となります」に抵触するのでは。その場合、良純の兄である石原伸晃自民党都連会長が除名処分になるはず、と指摘されているのだ。
「そもそもこの文書自体が議員のみならず親族の思想・信条も縛りつけるものであり、『憲法で保障されている思想・良心の自由を奪うもの』『北朝鮮か!』などと多くの批判を浴びていました。それでも撤回することなく押し通したのです。そして、その発信者として書かれている連名の筆頭が石原伸晃ですからね。何らかの対応を取るべきですし、無視しても笑い者ですよ。おそらく、みずからの言葉通りに辞める根性はないでしょう。とてつもなく恥ずかしい汚点を残しましたね」(週刊誌記者)
果たして、どんな展開が待ち受けているのか。都知事選以上に楽しみな騒動になっているようだ。