メダル獲得を意気込んでリオデジャネイロ入りしたものの、初戦のナイジェリア戦で5失点を喫するなど、あっさりと1次リーグ敗退となった五輪男子サッカーの日本代表チーム。8月16日には手倉森誠監督が成田空港に帰国したが、待ち受けていたのは残念な光景だったという。
「予選敗退という結果にヒートアップしたサッカーファンは、『成田で生卵投げつけてやる!』『スラム街に置き去りにされろ!』などとキツい言葉を投げかけていました。この様子では成田空港でも厳しい罵声を浴びせられるかと思われていたのですが、拍子抜けするほど何事も起こらず、もはや監督への関心そのものがなくなっていた始末です」(スポーツライター)
しかも成田空港では、五輪の日本代表監督という立場では考えられないような、ぞんざいな扱いを受けていたというのだ。前出のスポーツライターが耳打ちする。
「帰国後にはさっそく記者による囲み会見が行われましたが、それが到着ロビーの一角で、周りから丸見えの場所だったんです。実績を残しての帰国だったら空港内のVIPルームが用意されたはずですから、その落差には『結果がすべて』との格言が頭をよぎりましたね」
空港を行きかう一般客のなかには会見の様子を撮影し、SNSに「記者に囲まれていたこの人は誰ですか?」と投稿するケースもあったほど。そのカリスマ性のなさも予選敗退という結果に影響したというのは考えすぎだろうか?
(金田麻有)