政治

朴槿恵 逮捕された女ブレーンと元交際男との三角関係とは?(2)三角関係の私情で暴挙を許す

20161117y2nd

 私人の崔氏が朴大統領と出会ったのは、崔氏の父親が関係していた。韓国紙記者が説明する。

「崔氏の父・太敏(テミン)氏は1970年代から仏教、キリスト教、天道教を調和させた新宗教を開きました。74年に朴氏の母・陸英修(ユ・クヨンス)氏が暗殺されたあと、太敏氏は当時22歳だった朴氏に手紙を送り、『夢で(お母様に)お会いして、見守るようにお願いされた』などと慰めながら接近したのです」

 母親暗殺後、父・正煕(チョンヒ)大統領のファーストレディを継いだ朴氏は、しだいに太敏氏を青瓦台に呼ぶようになった。

「恋人のような2人の雰囲気に疑いを持った正煕大統領が、接触を禁止しました。それでも朴氏は聞く耳を持たず、太敏氏が創設した『大韓救国宣教団』の名誉総裁に就任。一緒に暮らしていた時期もあったそうです」(前出・韓国紙記者)

 独身を貫く朴大統領にとって、初めて「彼氏」と呼べる存在だったのか──太敏氏はこれまで、6回結婚して3男6女の子宝に恵まれた。その5女である崔氏を大統領に引き合わせたのも、この時期だったという。

「79年10月に正煕大統領が暗殺されると、朴氏の周りから側近が離れていきました。人間不信になった時に寄り添い続けたのが崔氏。94年に太敏氏が亡くなると、ますます2人の距離は近づき、崔氏は『オンニ(お姉さん)』と朴大統領を呼んで慕っていました」(前出・韓国紙記者)

 98年に行われた国会議員補欠選挙で、朴氏は政界入り。3年前に大統領の椅子に座ると、崔氏は「陰の権力者」として青瓦台を牛耳っていく。前出・韓国紙記者がこう説明する。

「大統領就任直後から、朴政権には『門番3人衆』と呼ばれる秘書官がいて、官僚らは大統領執務室に入れません。重要政策が密室で決められることに批判の声が出ていました。この3人の秘書官を推薦したのも崔氏だと言われています」

 機密漏洩問題をきっかけに、崔氏の「悪事」が次々と発覚している。

「大統領府の後押しで設立された『Kスポーツ財団』と『ミル財団』を私物化した疑惑が浮上。設立資金を集める時、韓国の経済団体『全経連』に圧力をかけて約800億ウォン(約73億円)を集めたとして、11月2日に前政策調整首席秘書官の安鍾範(アン・ジョンボム)氏を逮捕。崔氏との共謀について捜査が進められています」(前出・韓国紙記者)

 暴挙を許した理由は、「つらかった時に助けてくれた」だけでは説明がつかない。実は、朴大統領と崔氏を巡る「三角関係」の“私情”が含まれていたという。

 先述した太敏氏に続き、朴氏に「男」の存在が浮上したのは、14年4月16日に韓国の大型旅客船「セウォル号」が沈没した時のこと。死者・行方不明者304人を出した大惨事の最中、事故発生から7時間にわたって朴大統領は音信不通が続いた。この時「密会」していたとされるのが、当時、崔氏の夫・鄭允会(チョン・ユンフェ)氏だった。

カテゴリー: 政治   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    なぜここまで差がついた!? V6・井ノ原快彦がTOKIO・国分太一に下剋上!

    33788

    昨年末のスポーツニュース番組「すぽると!」(フジテレビ系)降板に続いて、朝の情報番組「いっぷく!」(TBS系)も打ち切り決定となったTOKIOの国分太一。今月30日からは同枠で「白熱ライブ ビビット」の総合司会を務めることになり、心機一転再…

    カテゴリー: 芸能|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<寒暖差アレルギー>花粉症との違いは?自律神経の乱れが原因

    332686

    風邪でもないのに、くしゃみ、鼻水が出る‥‥それは花粉症ではなく「寒暖差アレルギー」かもしれない。これは約7度以上の気温差が刺激となって引き起こされるアレルギー症状。「アレルギー」の名は付くが、花粉やハウスダスト、食品など特定のアレルゲンが引…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<花粉症>効果が出るのは1~2週間後 早めにステロイド点鼻薬を!

    332096

    花粉の季節が近づいてきた。今年のスギ・ヒノキ花粉の飛散量は全国的に要注意レベルとなることが予測されている。「花粉症」は、花粉の飛散が本格的に始まる前に対策を打ち、症状の緩和に努めることがポイントだ。というのも、薬の効果が出始めるまでには一定…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
巨人・坂本勇人「2億4000万円申告漏れ」発覚で「もう代役・中山礼都の成長に期待するしかない」
2
青柳晃洋「マイナー登板でも大乱調」の暗闇…また「有原式」「上沢式」が発動されるのか
3
フジテレビ第三者委員会の「ヒアリングを拒否」した「中居正広と懇意のタレントU氏」の素性
4
巨人「甲斐拓也にあって大城卓三にないもの」高木豊がズバリ指摘した「投手へのリアクション」
5
フジテレビ衝撃の報告書に登場する「タレントU」は「引退」を口にした!当てはまる人物は…