11月28日に元フィギュアスケート選手でタレントの織田信成がツイッターで、新垣結衣主演ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」(TBS系)の星野源が歌う主題歌「恋」の踊ってみた動画を投稿したが、4人で恋ダンスを踊るその映像の中にはフィギュアスケート界のプリンス・羽生結弦が混ざっていたこともあり、想像以上の大反響となっている。
「以前にも会場入りの際に恋ダンスをほんの一瞬踊っていたことで注目を集めましたが、今回はサビまるまるのダンス。しかも今回のダンス動画の羽生は一つ一つの動作がダイナミックかつ、そのキレキレ具合が尋常ではない。4人とはいえ、動画を視聴した人たちの視線は自ずと羽生に集中してしまうレベルでした。本家の星野も『僕も見ました。本当にキレキレ。すごかった』と大絶賛した羽生のダンスには、ユヅリスト(熱烈羽生ファン)たちからも『羽生さまの腰使いがハンパない』『ゆづのダンスがNO1』『贅沢なのはわかっているけど、フルバージョンかつさらなる高画質で見たい』と大喜びだったようだ」(エンタメ誌記者)
このツイートは12月1日時点で約40万件のいいね!を集める大人気動画となっているが、ドラマもこの動画の反響に後押しされるように最新の放送では高視聴率を記録した。
「ダンス動画が公開された翌日の29日に放送された『逃げ恥』の第8話の平均視聴率は同ドラマ史上最高の16.1%を記録。この日は通常より20分繰り下げて22時20分からの放送となりましたが、瞬間最高視聴率は23時6分と23時13分の19.5%ということですから、23時台にここまでの数字を叩き出したのは驚きです。ドラマの内容うんぬんも言われていますが、ここまで夜中に数字がハネ上がるのは“恋ダンス”効果。ピコ太郎の『PPAP』を世界規模のブームにしたジャスティン・ビーバーのごとく、羽生が後押ししたのは間違いない」(前出・エンタメ誌記者)
しかし視聴率爆上げの副作用も報告されている。新たな視聴者の中には、羽生のダンスが脳裏に焼き付きすぎて「出演者たちのダンスが物足らなかった」と感じた人も少なくなかったという。いっそのこと、ドラマの最終回には羽生も挿入するぐらいのお祭りバージョンにすれば、まさに究極のハッピーエンドとなりそうだが‥‥。
(本多ヒロシ)