AKB48と乃木坂46の兼任ファンが究極の選択を迫られている。
来年2月22日に国立代々木競技場第一体育館で行われる予定のAKB48の小嶋陽菜の卒業ライブ「こじまつり~小嶋陽菜感謝祭~」および、その前日の2月21日開催となる「こじまつり~前夜祭~」の同グループモバイル会員を対象にした抽選による先行発売が12月3日から7日の期間で申し込みがスタートした。
小嶋といえば、今となっては数少ない創設メンバーの1人で、300人以上が在籍するAKBグループの中でも最年長メンバー。長きにわたりファンに愛された“お姉さん”だ。
そんな小嶋の卒業コンサートということもあり、オタ活動からは最近離れていたものの、ひさびさにAKBライブへの参戦を考えているという元ファンの声も上がってきているほどだ。
だが、小嶋の卒業ライブには行きたいが、なかなか申し込むことができずヤキモキしている層もいる。
「2012年2月22日にメジャーデビューした乃木坂は、毎年同日に恒例の『バースデーライブ』を行っており、来年は2月20日~22日の日程でさいたまスーパーアリーナで行うことがアナウンスされました(今年は8月に延期)。しかも、2月20日の公演はグループ卒業と芸能界引退を発表している乃木坂の橋本奈々未にとってのラストライブになりますから、恐ろしいほどのチケット争奪戦になることは必至。乃木坂ファンとしては橋本の卒業ライブはもちろん、3daysすべての公演に行きたいという人がほとんどです。ところが、乃木坂ファンには元AKBファンや、現在もAKBを応援している兼任ファンも少なくない。AKBグループの功労者でレジェンドでもある小嶋のラストライブを見逃すわけにはいかないと、まさに究極の選択で頭を悩ませている人が大勢いるようです」(アイドル誌ライター)
ファンも悩ましい胸中をネット上に我先にと吐露。「悩みすぎて眠れない」「今は乃木坂推しだけど、こじはるからアイドルにハマったし‥‥人生最大の選択だ」「こんな意地悪な日程はないよ」と、その苦悩ぶりが目に浮かぶようだ。
ファンを奪い合ってこそ本来の公式ライバルということだろうが、どちらにとっても「本当のラスト」なら、日程をズラすことは不可能だったのか、とファンが残念がるのもわかる気がする。
(石田安竹)