4月から米ニューヨークに留学予定のお笑い芸人・綾部祐二が、本名にちなんだ「UZ」(ユーズィー)という芸名を付けるつもりだという。これは2月15日深夜放送のラジオ番組「山里亮太の不毛な議論」にて山里から明かされたもの。この芸名を聞いて山里は「ダセぇ」「心配だよ」と酷評していたが、その懸念が現実になる可能性が高いというのだ。アメリカ在住経験のあるライターが顔を曇らせる。
「二重の意味でヤバいですね。まず“ユーズィー”と読ませるのは無理があり、現地では“アズ”と読まれることは確実。有名企業のヒュンダイ(Hyundai)ですら“ハンデイ”と呼ばれているほどで、日本人の思い通りに読ませることはまず不可能です。そしてさらにヤバいのは、この“UZ”が聖書に出てくる名前だということ。宗教観の薄い日本人にはイメージしづらいですが、これはかなり重大な問題をはらんでいますよ」
旧約聖書には「ウツの地」という地名として表れるほか、預言者アブラハムの甥としてウツという人物が登場する(※ウツは日本語訳での表記で、英語読みはあくまでアズ)。そのためキリスト教やユダヤ教の信者は“UZ”という名前になじみがあるのだ。
「これで綾部がキリスト教などに無知なことがバレようものなら、『なんてフザけたやつだ!』と思われかねません。日本にたとえれば外国人が“仏陀”や“如来”という芸名を付けているようなもの。いかにおかしな名前なのかは明らかです」
渡米前に山里に酷評されたのは、綾部にとって幸運だったのかもしれない。
(金田麻有)