中川家の父や東野幸治の嫁など、芸人本人よりも面白い肉親がいるケースがまれにある。その代表例とも言えるのがトータルテンボス・大村朋宏の父だ。
目立ちたがり屋の父は、典型的な昭和男。長男の朋宏が産まれたあとも“飲む・打つ・買う”を辞められず、離婚に至っている。雀荘を経営しながら独身生活を楽しんでいたが、フィリピンパブの常連になり、09年に再婚。口説き落とした相手は、ホステスのフィリピン人女性だった。
「母国に16歳と14歳の娘がいたその女性は、大村より2歳年上。つまり彼は、ほぼ同年代の女性を“お義母さん”と呼ぶことになったんです。さらに、長女は同性好き。父から『お前に妹ができたから、会いに行ってやってくれ』といわれ、お笑い大会『S-1バトル』で優勝した賞金を使って行ったそうです」(お笑い誌ライター)
彼女と遊んでおこづかいまであげたというから、なんともいい“お兄ちゃん”だ。
ちなみに同性が好きといえば、次長課長・河本準一の義姉もそうだと、かつて「人志松本のすべらない話」(フジテレビ系)でカミングアウトしたことも。彼の姉が2度の離婚を経たのち、将来を考えたということで紹介されたのは、角刈りの女性だったという。
「河本といえば母の生活保護不正受給問題で一時期、芸能界を干されましたが、その母もかなり破天荒。結婚と離婚を繰り返し、準一には合計5人の父がいました。幼少期には、暴力を振るわれ、殺されかけたことがあるといいます」
そんな苦労もテレビでネタにしたことで、もはや笑い飛ばせるところまできたようだ。
(北村ともこ)