ちまたでは大手電機メーカーの株価が強い関心を集めているが、芸能美女たちだって自身の相場を上げようと躍起である。日に日に新たな“美女銘柄”が生まれる芸能界で、ある者は肉体で、またある者は熱愛で、たゆまぬ企業努力を見せつけるのだ。はたして市場の関心を引けるのか──。次の推し美女を決めるための極秘情報を誌上ナマ報告しよう!
「ハッピーバレンタイン!」
2月14日、今年も収録現場では、芸能美女が思いを込めた愛の品をふるまっていた。矢口真里(34)もその一人。同日、インターネット番組「矢口真里の火曜The NIGHT」生放送前での一幕だ。
手作りのクッキーとチョコレートを丁寧にラッピング包装し、さらに「いつもありがとうございます MARI」と、うれしい直筆メッセージまで添えられていたという。
「スタジオは沸き立ちましたよ。たいてい女優が手渡すのは共演者やプロデューサーといったお偉いさんだけで、あとは机に置いて『ご自由にお取りください』です。それが矢口さんは、ADや放送作家にもひとりひとりしっかり手渡ししてくれたうえに、コメントまでくれたんですよ」
こう語るのは番組関係者だ。まさに矢口株が急高騰した瞬間であった。ところが、その直後、まさかの大暴落に見舞われたという。
「よく見ていると、露骨に1人のイケメンスタッフだけには応対が違ったんです。手は握ろうとするし、『お返し、期待してますよ』と、甘い声でささやきながら見つめていましたからね」(前出・番組関係者)
その熱の入れようは周囲からも浮いていたようで、現場では、同居する“元間男カレシ”の存在を差し置いて、「本命じゃないか?」との声も飛び交ったというのだ。スタッフの中には「何か(クッキーに)入れてるんじゃないのか?」と妬んで思わず怨嗟の声を漏らす者まで──。
みごとな乱高下。お茶の間で人気を獲得するか否かの物差しは、まず周囲のスタッフたちからの評判、と言えそうだ。
矢口のような“多情乙女心”に対し、“おっさん化”で人気爆アゲなのは「東京タラレバ娘」(日本テレビ系)で主演を務めている大島優子(28)。30代未婚女子仲間である吉高由里子、榮倉奈々とともに「タラレバ」話を連日のように語る、居酒屋の看板娘の役柄だ。
だからなのか、撮影の休憩時間、周囲と談笑にふける大島は猫背で、椅子にガニ股気味で腰掛ける“呑んべえスタイル”が定番だという。
「化粧やヘアメイクのわずらわしさに加え、“女性特有の悩み”までアケスケに語っています。その気さくさが現場で人気を集めています」(日テレ関係者)
そんな視線につい気をよくしてか、口は滑らか。自身の股間を指さしながら、
「本当、女ってめんどくさいんですよ」
と“下半身事情”を明らかにしたというのだ。前出・日テレ関係者が解説する。
「残念ながら(笑)、パンチラを意識しなければいけないという愚痴でした。今回の衣装は地味なものが多いため、そうした気苦労とは無縁で、気楽な様子でしたね。とはいえ、猫背も相まって、背中にブラ線が浮き出ることも多い。こうした無意識なサービスも人気の一因になっています」
その大島と、かつてはセンターを争った前田敦子(25)はなんと“サゲ言動”で株価暴落に歯止めがかからない事態だった。ドラマ「就活家族」(テレビ朝日系)の現場からはスタッフの愚痴が漏れてくる。
「台本読みすら満足にできていない状態で、セリフを飛ばすことが目につきます。私生活では今年1月初旬、前田さんの猛烈アタックが成就して、一般人との交際が始まった時は調子もよかったのですが‥‥」(テレ朝関係者)
ついには、ラジオのレギュラー「前田敦子のHEART SONGS」(TOKYO FM)の収録現場では、“ストップ安”な事件まで勃発したという。ドラマで共演しているゲスト・新井浩文、工藤阿須加が招かれ、2週間分、計40分の収録が行われていた最中のことである。
話題がドラマの裏話に移った時だった。6、7話の回想を求められた前田が、
「そんな前の収録なんて覚えていない」
と、そっけなく一蹴したのだ。
「さすがにNGが出て、この会話はカット。このあと、前田の機嫌が急速に悪化して、ゲストの2人が実質、司会進行を務めるありさまでした。これを見たラジオ関係者が収録後、『何様のつもりだ』と大激怒していましたね」(芸能関係者)