芸能界随一のサッカー通として知られる明石家さんま(57)。しかし相次ぐ、“KY発言”に「サッカーをバカにしている」との声が上がっているのだ。
さんまといえば、8月18日に放送されたラジオ番組「ヤングタウン土曜日」(MBSラジオ)で、サッカーファンのヒンシュクを買ったばかり。
「番組では、ロンドン五輪の取材で現地入りした模様などを熱く解説。マンチェスター・ユナイテッド(マンU)のホームスタジアム、“聖地”オールド・トラッフォードに足を運び感動したかと思えば、マンUがサッカーを始めるキッカケになったことを語っていた。ところが、香川真司(23)がマンUに入団したことに話が及ぶと、『わたしは、本当は入ってほしくないんです。日本人の方にはね』と発言。すぐにネット上を中心に騒然となった」(スポーツライター)
実際の書き込みの中には、
〈まさに画に描いたような老害〉
〈時代遅れの白人コンプレックスだな〉
〈たかがお笑い芸人風情が偉そうなんだよ〉
と「知ったかぶりのKY発言」に批判が殺到したのだ。
これだけではない。さんまの「KY発言」は過去にも大物選手を次々と激怒させてきた“前科”があるという。
「98年のフランスW杯代表だった秋田豊(42)や名良橋晃(40)が、さんまが司会の『さんまのまんま』(フジテレビ系)に出たことがあったんです。ところが、この時に秋田が激怒。『全然、サッカーの話を聞いてくれないで、アゴが出ているとか関係ない話ばかり。もう、絶対にあんなの出たくない!』と共演NGを宣言。彼は相当憤慨していました」(サッカー協会関係者)
さらには、世界で最高峰のプレーヤーであるスペインリーグ・バルセロナのリオネル・メッシ(25)にムチャブリをして、世界中からバッシングされたことも記憶に新しい。サッカーライターが言う。
「昨年のクラブワールドカップの時のことです。優勝を決めた直後のバルセロナのエース・メッシにインタビューするチャンスを得たさんまは、『老後はどうしはるんですか?』と的外れな質問。するとメッシはムッとした様子で『今はそんなことは考えられない』と空気が一変。その模様が世界中に中継されると、世界中から『バカな質問をするな』の大合唱が起こった。ところが、さんまは反省するどころか、『日テレの段取りが悪くて、俺が場を和まそうとしただけ。メッシも何をそう怒っとるんや』と弁解していたそうです」
今やサッカーファンからは「通」どころか「素人」の烙印を押されてしまっているさんまだが、
「ロンドン五輪の時にはウエンブリースタジアムで見かけましたが、プレスルームのカフェで大型モニターの最前列に陣取り、浅く腰掛けて足組みをして、すごい大物感を漂わせていました。そして試合になると、日本代表の対戦国の攻撃にノリノリで、キャスターの小倉智昭氏(65)が記者席で静かになでしこを応援しているのとすごく対照的でした」(スポーツ紙サッカー担当記者)
一方、テレビ局関係者はさんまをこう擁護する。
「今の若い選手には、番組を持っている矢部浩之(40)とかタカアンドトシのほうがなじみですし、そっちに親しみを持っている。恐らく、ジェラシーを感じて海外通ぶってるんじゃないでしょうか。でも、大御所なのにあえて素人意見をぶつけて、わかりやすく視聴者に届けようとしている意図もあるみたいです」“サッカー通芸人”もそろそろ新旧交代の時期を迎えているようだ。