スポーツ

12球団の「ヤング侍」汗と涙のブレイク秘話(6)

楽天 釜田 武井咲と結婚を夢見て「新人王を目指す」
ソフトバンク 武田 「引退したらトレーナー」と筋肉研究

 高卒ルーキーとは思えないピッチングで、すでにチームに欠かせない存在となっているのが楽天・釜田佳直(18)とソフトバンク・武田翔太(19)のダブル10代。ともに研究熱心で、飽くなき向上心が進化のスピードを加速させてきた。

「釜田は他のピッチャーのピッチングフォームを研究するのが趣味で、いつもユーチューブで映像を見ているんですよ。今、参考にしようとしているのは工藤公康さんの脱力フォーム。釜田は力感のあるフォームで投げるだけに、あれだけ力を抜いてなぜ速い球が投げられるのか答えを探して目を光らせています。他にも野球選手の本をよく読んでいて、背番号21を引き継いだ岩隈久志の『投球革命』にも目を通していました。何かプラスになることがないかと釜田はいつも貪欲です」(球団関係者)

 その点は武田も負けていない。高校時代から野球の技術的なことはもちろん、体のメカニズムから筋肉の働きまで綿密に研究、さらには心理学まで専門書を読んで勉強していて本人は、「ピッチングは心理学です。もう少し勉強したらトレーナーになれるかもしれない。引退したらトレーナーになります」

 と話すほどだ。

「登板日の翌日には体のバランスを整えるために必ず左投げでキャッチボールをするんですが、力強い球で50~60メートルは投げられる。本気ではないでしょうが、斎藤和巳コーチからは『右で先発して、中3日で左で投げたら40勝できるぞ』と言われたそうです」(前出・球団関係者)

 豊富な知識にプロのトレーニングが相まって、入団時は75キロだった体重が84キロまでアップ。球威も増して、高卒1年目とは思えない快投を続けている。そんな武田をソフトバンク担当記者も「持っている男は違う」と笑う。

「武田の誕生日は4月3日なんですが、『金本知憲さん、高橋由伸さん、上原浩治さん、澤村拓一さんも4月3日なんです。こういうのって関係があったりしますよね』と、うれしそうに話していた。宝くじも5回購入して、毎回買った金額以上になって返ってきているそうです」

 投げている時に自然と笑みを浮かべるのが話題になった武田だが、小さい頃から喧嘩をする時ですらあの顔だったという。笑うカドには本当に福が来るようだ。

 一方の釜田は、マウンド上では闘志むき出しの姿が印象的だが、こちらも“エミ”が力になっているという。

「女優の武井咲えみの大ファンなんです。彼女が主演していたドラマも録画までしていて、僕らにも『むっちゃカワイイ』と話すなどベタボレ。『活躍すれば会えるんじゃないか』と言われると、『ほんまに会えたらいいですね』と相好を崩していました。しかも、尊敬する田中将大(23)から『新人王になったらマー軍団に入れてやる』と言われている。マー軍団はオフに自主トレを一緒にやるだけなんですが、関係者は『奥さんの里田まいさんのルートで芸能人を紹介してもらえるご褒美もあるのでは』と話しています」(楽天担当記者)

 新人王レースはロッテの益田直也( 22 )が本命だが、“エミちゃん”のためにも、釜田は諦めるわけにはいかないのである。

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