10月22日に行われる衆院選に向け、政界が大きく揺れている。
小池百合子都知事は9月25日に「希望の党」の設立を宣言。自身の代表就任と全国で候補者を擁立する考えを示した。同日、小池氏は元総理の小泉純一郎氏と極秘会談。小泉氏が希望の党で最高顧問に就任する可能性も取り沙汰されている。
さらに、永田町で根強く噂されているのが小池氏自身の衆院選出馬だ。
政界事情に詳しいジャーナリストが解説する。
「希望の党の設立発表以前から、小池氏に近い人たちが他党の議員の引き抜き交渉の際に『小池さんも衆院選に出る』と吹聴していたんです。そのせいで、小池氏が都政についていくら『しっかりとやっていく』と語っていても出馬説が一向に消えないんですよ」
小池都知事が衆院選に出馬する可能性について「十分あり得る」と語る同氏だが、そうなった場合、問題となるのが次期都知事が誰かということだ。
「小池氏直々の“後継指名”が行われる人物として、今、永田町で口々に名前が挙がっているのが東国原英夫氏なんですよ。元宮崎県知事というキャリアだけでなく、2011年の都知事選で石原慎太郎氏に敗れたものの169万票を獲得していて都民の信任も得ている。小池氏サイドが東国原氏に接触しているという話がまことしやかに語られています」(前出・ジャーナリスト)
政界は一寸先は闇とはよく言ったものだが、真相ははたして!?
(白川健一)