「希望の党」を率いる小池百合子代表(65)が、ついにその本性を剥き出しにした。永田町で嘆きの声を上げるのは、その小池氏に「急所」をしかと握られてしまった「七人の侍」ならぬ「七人の騙され侍」──。
大騒動となった総選挙の内幕を明かしているのは、「週刊アサヒ芸能」10月19日号(10月10日発売)である。
「騙され侍」一人目は“伝家の宝刀”を抜き誤って小池氏の闘争心にあたら火をつけてしまった安倍晋三総理(63)である。「奇襲解散、してやったり」とほくそえんでいたら、実はまんまとハメられていたのだから。
政権を死守するにはこのタイミングしかないと、乾坤一擲の勝負に出た衆議院解散は図に当たったかに見えたが、小池氏が希望の党の代表就任を電撃宣言するや、事態は一変。自民党の選対本部幹部は嘆くことしきりで、
「小池さんが少なくとも数カ月以上前から極秘裏に野党再編を画策していたことを知って、安倍さんは青ざめていました。しかも安倍さんは解散直後の会見で『自公で過半数を取れなければ下野する』旨、明言してしまっている。要するに、完全な風の読み間違い。退路を断たれた党内は今、『もっと早く解散に打って出ていれば』との批判の声の一方で、『今から解散をご破算にできないのか』との恨み節まで飛び出すなど、右往左往状態に陥っています」
そして揺らぎ始めた安倍一強の陰で、小池氏に両の金玉をワシ掴みにされてしまった第二の男が、民進党・前原誠司代表(55)。前原氏周辺の永田町関係者によれば、
「前原代表は当初、民進党の議員全員が小池旋風の下で戦えると考えていた。ところが小池氏は突如として『排除の論理』を持ち出し、民進党内のリベラル派の排撃に乗り出す。前原代表は『話が違う!』と仰天、憤慨したものの、時すでに遅し。連合の神津里季生会長(61)を含めた小池氏との密談の際に公党の責任者として念書すら取らず、持参金と支援組織までかっさらわれる形で小池氏にいいとこ取りを許した」
さらには、第三の騙され侍として、立憲民主党を立ち上げた枝野幸男氏(54)、第四に小沢一郎氏(75)、第五・若狭勝氏(60)、第六・細野豪志氏(46)、そして第七の男に松井一郎氏(53)の名前が‥‥。
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