スポーツ

大谷翔平、ダルが宣言「日本残留を決意させる!」

 覚悟のドラフト単独1位指名も、意中の花巻東・大谷翔平(18)が口にした言葉は「可能性はゼロです」だった。しかし日本ハムは、逆転入団に向けて最強の秘策を隠し持っているのだ。

 11月10日、日本ハムは大谷の両親と入団交渉を行った。この日に球団が用意してきたのは、「大谷翔平君 夢への道しるべ 日本スポーツにおける若年期海外進出の考察」と題された30ページにもわたる「口説きレポート」である。

「内容は、言葉の壁もある慣れない環境で、いかに想像を絶するマイナー暮らしが待っているかや、アマ球界から直接メジャーを目指した韓国の有望選手やレッドソックス・田澤純一(26)の苦戦ぶりなどを伝えたものです。日本ハムには、高卒ルーキーとして入団したレンジャーズ・ダルビッシュ有(26)を日本のエースに育て上げ、ポスティングでメジャーに送った実績もありますからね」(日本ハム担当記者)

 そもそも両親は、大谷の即メジャー挑戦に賛成していないと言われてきた。それだけに、交渉を終えて父親は「たいへんいいお話でした」と感銘を受けた様子だったという。

 17日には、早くも大谷本人が同席した2度目の交渉も実現しているが、何やら日本ハムペースの様相を呈してきた。

 というのも、日本ハムは大谷獲りにトドメとなる秘策を用意していたからだ。なんと、先にも触れた大先輩・ダルの進言で「日本残留」を決意させるというのである。

「すでに帰国しているダルには、日本ハムの意向が伝わっている。快くメジャーに送り出してくれた球団に恩義を感じているダルには断る理由がなく、『(説得役となる)用意はしている』と周囲に話しているんです。日米で結果を出してきたダルほどの大物から『日本野球を経験しておくべきだ』と進言されたら、大谷の心はどう動くか。超高校級といえど、まだ高校生ですからね。そればかりか日本ハムは、やはりOBの建山義紀(36)にも同様の働きかけをしています」(球界関係者)

 そして、この動きをダルの所属先であるレンジャーズも歓迎しているという。

「大谷は日本人の高卒ルーキーとしてはメジャーで異例の評価を受けており、交渉に臨むのは複数球団に及ぶ。ダルのいるレンジャーズもその一つですが、ドラフトではないため、交渉になれば花巻東にスカウトをベタ付きさせていたドジャースが有利と言われています。よそに獲られるぐらいならダルを使って日本に残留させたい意向なんです」(在米ジャーナリスト)「菅野強行指名」から1年。日本ハムが今年こそしてやったりの戦力補強を成し遂げそうなのである。

「他球団のスカウトからは『冒険した日ハムが得をするかもしれないな。指名を回避した他球団はバカみたいだよ』との恨み節が聞かれる一方で、『でもメジャーに送り出せる育成能力があるのは日ハムぐらいだろう』との冷静な意見も出ています」(前出・球界関係者)

 最速160キロ右腕の決断を待ちたい。

カテゴリー: スポーツ   タグ: ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    デキる既婚者は使ってる「Cuddle(カドル)-既婚者専用マッチングアプリ」で異性の相談相手をつくるワザ

    Sponsored

    30〜40代、既婚。会社でも肩書が付き、責任のある仕事を担うようになった。周囲からは「落ち着いた」なんて言われる年頃だが、順調に見える既婚者ほど、仕事のプレッシャーや人間関係のストレスを感じながら、発散の場がないまま毎日を過ごしてはいないだ…

    カテゴリー: 特集|タグ: , |

    これから人気急上昇する旅行先は「カンボジア・シェムリアップ」コスパ抜群の現地事情

    2025年の旅行者の動向を予測した「トラベルトレンドレポート2025」を、世界の航空券やホテルなどを比較検索するスカイスキャナージャパン(東京都港区)が発表した。同社が保有する膨大な検索データと、日本人1000人を含む世界2万人を対象にした…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , |

    コレクター急増で価格高騰「セ・パ12球団プロ野球トミカ」は「つば九郎」が希少だった

    大谷翔平が「40-40」の偉業を達成してから、しばらくが経ちました。メジャーリーグで1シーズン中に40本塁打、40盗塁を達成したのは史上5人目の快挙とのこと、特に野球に詳しくない私のような人間でも、凄いことだというのはわかります。ところで、…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
長与千種がカミングアウト「恋愛禁止」を破ったクラッシュ・ギャルズ時代「夜のリング外試合」の相手
2
暴投王・藤浪晋太郎「もうメジャーも日本も難しい」窮地で「バウアーのようにメキシコへ行け」
3
日本と同じ「ずんぐり体型」アルプス山脈地帯に潜む「ヨーロッパ版ツチノコ」は猛毒を吐く
4
侍ジャパン「プレミア12」で際立った広島・坂倉将吾とロッテ・佐藤都志也「決定的な捕手力の差」
5
怒り爆発の高木豊「愚の骨頂!クライマックスなんかもうやめろ!」高田繁に猛反論