だが、それだけではない。土屋はデビュー時にも、あるコンプレックスがあったという。芸能関係者が明かす。
「もともと、彼女は自分の声に関するコンプレックスが強かったのですが、デビュー間もない頃のオーディションで、滑舌の悪さを指摘され、『役者に向いてない』と言われたことに大きなショックを受けたんです。結果、舌の手術を受けるまでに至った。そのトラウマで、売れっ子となった現在も、まだ自分の声に嫌悪感を抱くことがあるようです」
弱冠22歳にして、12年もの芸能生活を送ってきただけに、数多くの“イジメ現場”をくぐり抜けてきたことは想像にかたくない。
さらには“ネット中傷”の可能性を指摘する声もある。別の芸能関係者が言う。
「彼女はSNSやネット掲示板で『ぶりっ子』『あざとい』『顔がパンパン』といった自分に関する悪口を見て、ショックを受けることが多々あったんです。中でも昨年10月、TBS系『オールスター感謝祭』の『赤坂5丁目ミニマラソン』で力走し、脱水症状で倒れ込んだシーンについても『わざとらしい』と書かれていたことに落ち込んでいました」
インターネットといえば「便所の落書き」と言われるほど、有名人に対する誹謗中傷は多い。そうした現状を目にして心を痛めているという。さらには主演作に対する批判も彼女にとって耳が痛くなる話のようだ。
「映画レビューサイトに掲載された、彼女の出演作をボロクソに酷評した書き込みを見た際も、気の毒なほど落胆していたと聞きました。自分についてだけでなく、思い入れのある作品をボロクソに言われて本当につらかったのでしょう」(前出・芸能関係者)
そうした経緯で事務所からスマホ禁止令が出た。
「悪意のある書き込みを見ないために、事務所スタッフと彼女が相談して決めたのが『スマホを持たない』ということ。スマホ全盛の現在でも、彼女はガラケーを使っているんですよ」
一方、プライベートでは若手俳優の山崎賢人や福士蒼汰らとの親密ぶりから、たびたび、熱愛疑惑がささやかれている土屋だが、
「現場では“小悪魔的な魅力”をこれでもかと発揮している」
と映像関係者が打ち明ける。
「彼女は身近なスタッフや共演者に手紙を渡す習慣があるんです。とても丁寧に仕事での感謝の気持ちがつづられているんですが、男相手の手紙で『愛しています』『大好きです』などの言葉が頻出する。どこからどう見てもラブレターで『太鳳ちゃんに告白された』と勘違いする男が続出しているんですよ。監督、プロデューサー、ディレクター、彼女のスポンサー企業の担当者らで“自称・土屋太鳳の意中の男性”が続出している」
彼女の小悪魔的魅力は酒席でも──。
「打ち上げの飲みの席で、男性スタッフと一緒にウイスキーやブランデーなどキツイ酒を頑張って飲むのも彼女の“小悪魔的テクニック”。『あんまりお酒は強くないんです』と言いつつ、飲む姿を見てオッサン連中は『そこまでして俺と飲みたいんだ』と思い込んでしまう。『実はいちばん酒が強いんじゃないか』と疑う向きも出てきました」(前出・芸能関係者)
彼女の下積み時代の経験からくる“号泣”が、業界人気ナンバーワンにまでなった原動力かもしれない。