ドラマ、CM、映画、舞台‥‥、今が旬のブレイク中の三十路女優といえば、艶っぽ唇の“小悪魔美女”が真っ先に思い浮かぶ。順風満帆すぎる女優業の最中で、ポロリと漏らしたホンネに周囲は大パニック~!
「キミの足は確かにある。ここにあるのは宝石のように並んだ指。そして、これが滑らかなかかと」
舞台中央で妖艶な白ネグリジェ姿で立っているのは石原さとみ(31)だ。共演する鈴木浩介(43)がその足元にひざまずくと、石原のナマ脚を両手で持ち上げる。
「これが、ふくらはぎ、そしてこれが膝、これが太腿‥‥」
男の手が石原のナマ脚を伝っていき、ついにはシルクのネグリジェをまくり上げる。スポットライトに、白魚のように透き通った石原の肉づきのいい太腿が浮かび上がる。
男の手はさらに上へはい上がるかと思いきや、再びかがみ込み、石原の素足を大事そうに抱え、その足首にキスをするのだ──。
この艶かしいシーンは、石原が主演を務めている舞台「密やかな結晶」(東京芸術劇場プレイハウス他)の一幕である。
物語の舞台は言葉狩りのようにあらゆるものが突然“消滅”していく小さな島。「鳥」「バラ」「小説」などに続き、石原の「左足」まで消えてしまうのが冒頭のシーンだ。芸能デスクが解説する。
「この舞台は小川洋子の原作にホレ込んだ石原自身が舞台化を希望した作品です。文学的な内容ながら共演男性と何度もきつくハグを交わす場面もあります。4年ぶりにナマの石原が拝めるということもあり、東京公演は連日立ち見が出るほどの大盛況。このあとの地方公演のチケットもほぼ完売となっています」
やはりナマ太腿効果は絶大だった!?
目下、女優業が絶好調の石原だが、その一方で、私生活では曲がり角を迎えているという。事務所関係者が裏事情を明かす。
「事務所では先輩の深田恭子(35)、綾瀬はるか(32)が2トップで、3番手に位置する石原はドラマやCMなどのギャラで水をあけられています。とはいえ、昨年秋に発売した写真集は発売以来重版を重ね、すでに15万部を超える大ヒット。本業のドラマでも、先輩2人の主演作の数字が頭打ちなのに対し、『次にトップに立つのはさとみちゃんしかいない』とベタボレするプロデューサーも多い。にもかかわらず、今年に入ってから本人が関係者に『トップ女優にはこだわらない』と漏らした。そのひと言で事務所内はスワッ一大事の大わらわとなったのです」
事務所スタッフが「リタイア宣言か」と受け止めた衝撃発言の真意とは──。