芸能

宝塚歌劇団「イジメ&パワハラ宙組トップ」芹香斗亜が退団会見で「やっぱり謝罪なし」の暗闇

 9月2日に宝塚歌劇団が発表したのは、宙組トップスター芹香斗亜(せりか・とあ)の、来年4月27日付での退団だった。「宝塚110年の恋のうた」「Razzle Dazzle(ラズル ダズル)」(宝塚大劇場2025年1月1日~2月2日/東京宝塚劇場3月15日~4月27日)が最後の公演となる。

 この一報に、長年のキキ(芹香の愛称)ファンは落胆、悲鳴が上がる一方で、アンチからは「まだ居座っていたの!?」「ようやく辞めるか」などと心ない声が。

 というのも、宙組では昨年9月、所属する娘役(当時25歳)が飛び降り死するという「事件」を起こしており、芹香はそのトップにあたる。イジメやパワハラについて書かれた記事に実名が挙がっていた4人のうちのひとりでもある。

 歌劇団側は当初、パワハラを否定していたが、今年3月、過重労働や先輩劇団員らによるパワハラ行為を認め、遺族側に謝罪。再発防止に努めると発表した。

 これにともない、宙組は今年6月に、約9カ月ぶりとなる公演を再開したばかり。とはいえ、パワハラに関わったとされる団員個人の処分などは行われず、公演再開に踏み切ったことで、批判が集中したことは事実だ。

 実はこの公演を見に行ったのだが、宝塚ファンは何事もなかったかのように、宙組、ひいては芹香に熱い拍手を送っていた。

 が、休憩時間にトイレの列に並んでいたら「あのトップの人がイジメてたんでしょ」「あの娘役がヘアアイロン押しつけた人でしょ」などという会話が後ろから聞こえてきて、さすがにこのままやり過ごすのはどうなのか、と思ったのだった。どんなに笑顔を向けられても「イジメの人だ」というのがどうしても先に立ってしまうから。

 そして9月3日午前、芹香による退団会見が大阪市内で行われた。イジメ、パワハラ事件の当事者として謝罪の言葉でも口にするのか…。

 宝塚歌劇団は報道陣に、退団の経緯や現在の心境に関すること以外の質問はしないよう要求。それでも死亡した生徒に関する質問が出ると「直接関係のない質問なので、回答は差し控えたい」と司会者が遮断した。そんな状況下、

「こんなにも夢中になれることに出会うことができて、とても幸せでした」

 などと笑顔で語る芹香。

「トップスターに就任した時に本公演3作品を自分のゴールとして決めましたので。(宙組の生徒死亡が退団に)直接は影響していない」

 シレッとそう話すと、今後の宙組に対しては、

「みんな健康で、心から幸せになってほしいと思っています」

 まるで他人事のような口ぶりだが、18年間の宝塚生活で学んだのは「自分自身と誠実に向き合うこと」だという。

(堀江南)

カテゴリー: 芸能   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    デキる既婚者は使ってる「Cuddle(カドル)-既婚者専用マッチングアプリ」で異性の相談相手をつくるワザ

    Sponsored

    30〜40代、既婚。会社でも肩書が付き、責任のある仕事を担うようになった。周囲からは「落ち着いた」なんて言われる年頃だが、順調に見える既婚者ほど、仕事のプレッシャーや人間関係のストレスを感じながら、発散の場がないまま毎日を過ごしてはいないだ…

    カテゴリー: 特集|タグ: , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<中年太り>神経細胞のアンテナが縮むことが原因!?

    加齢に伴い気になるのが「中年太り(加齢性肥満)」。基礎代謝の低下で、体脂肪が蓄積されやすくなるのだ。高血圧や糖尿病、動脈硬化などの生活習慣病に結びつく可能性も高くなるため注意が必要だ。最近、この中年太りのメカニズムを名古屋大学などの研究グル…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<巻き爪>乾燥による爪の変形で歩行困難になる恐れも

    爪は健康状態を示すバロメーターでもある。爪に横線が入っている、爪の表面の凹凸が目立つようになった─。特に乾燥した冬の時期は爪のトラブルに注意が必要だ。爪の約90%の成分はケラチン。これは細胞骨格を作るタンパク質だ。他には、10%の水分と脂質…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , |

注目キーワード

人気記事

1
おいおい、またか!? 太川陽介が「路線バス乗り継ぎの旅8時間SP」の結果を放送前にネタバレ暴露!
2
前中日監督・立浪和義が吐き捨てた!YouTubeで裏話暴露の球界OBを「心が満たされてない人」
3
メジャー移籍難航…阪神・青柳晃洋で球界騒然の「第二の上沢直之」「抜け道問題」
4
「明石家サンタ」で露呈…爆笑問題・太田光の「要求」を実行した明石家さんまの「老いと引退」
5
大型補強などありえない…日産の経営統合に巻き込まれた横浜F・マリノス「存続の危機」