関西の若手イチオシは森裕太朗(21)だ。
「京都&阪神で単勝100倍未満の馬なら複勝率20.9%(回収率97%)。ちなみに1月7日の京都1Rで11番人気(単勝73.2倍)のライリーで2着。3連単11万5620円の高配当を演出しています。また、単勝10倍未満の馬であれば複勝率58.7%(回収率110%)。上位人気馬に騎乗した際でも安定感は抜群ですね」(伊吹氏)
今年3月、森はフリーに転身したばかりだが、スポーツ紙デスクは「山内研二調教師の評価も高い」と前置きして、こう続ける。
「森騎手自身が『仕掛けのタイミングが遅れることがある』と話すように、差しや追い込み馬でのレースが、今後の飛躍のカギを握るでしょう」
もう一人、国分恭介(27)も、裏の阪神や京都で狙いたい一人だ。
「単勝50倍未満の馬なら複勝率29.3%(回収率120%)。3月17日に阪神で行われた若葉ステークスでは、8番人気(単勝45倍)のアイトーンを勝利に導くなど、今年はオープンクラスでも注目したい騎手です」(前出・伊吹氏)
今週は、そのアイトーンで皐月賞に騎乗予定だが、5月の京都開催でも期待は高まる。
「昨年の北海道遠征で一皮剥けた印象ですね。ただ、馬群を上手にさばくという課題も残っている。なので果敢な逃げや、大外一気の追い込みで穴をあけるタイプです」(前出・スポーツ紙デスク)
東西からベテラン組の狙い目騎手もあげておこう。東は穴党に人気の村田一誠(39)だ。
「4年前から騎乗数が減っていますが、それは調教師試験に専念しているためです。断り切れない藤原辰雄厩舎などの馬に乗ってくれば要注意。2月11日にも同厩舎のエンパイアカラー(5番人気)で1着。その時の単勝が2280円、馬単は2番人気が相手でも9930円でした。通算400勝まで残り8勝(4月1日終了時点)だけに、頭で狙ってもおいしいジョッキーですね」(前出・スポーツ紙デスク)
前出・伊吹氏も次のようにデータで後押しする。
「東京&中山は単勝90倍未満の馬で複勝率が16.3%(回収率101%)。5~8枠だったレースにしぼると、複勝回収率は155%にまでアップします」
西の剛腕・岡田祥嗣(46)も忘れてはならない「大穴騎手」の有力候補だ。
「地方の福山競馬から移籍して6年目。騎乗数は年々減ってはいますが、藤原英昭調教師からの信頼が厚い。今年は笹田和秀、平田修、浅見秀一厩舎とのタッグにも注目です」(前出・スポーツ紙デスク)
調教担当馬の継続騎乗がカギとなるわけだが、特に狙い目となるのは、京都&阪神のダート戦。
「昨年の4勝は京都と阪神で、うち3勝がダート戦でした。1400メートルから1900メートルのレースであれば複勝率は29.9%(回収率150%)と、馬券的妙味も十分です」(前出・伊吹氏)
GI戦線の軍資金稼ぎのためにも、裏の東西「大穴騎手」で大儲けといきたい!