スポーツ

新馬戦スタート「2018年この新種牡馬を狙え!」(1)晩成傾向のある父とは違う

 ダービーが終わると同時に、新馬戦がスタートする。注目すべきは、なんといっても新種牡馬。はたして昨年のロードカナロア、オルフェーヴルのように、初年度からクラシック馬を輩出できるのか。狙いどころを選抜解説する。

 まず最初に取り上げるべき種牡馬は、14年のワールドベストホースランキングで1位となったジャスタウェイ。その実績にふさわしく、登録頭数も138頭と最も多い。社台スタリオンで繋養されているように、繁殖牝馬の質も高いのだ。

 自身は4歳秋に覚醒したとはいえ、素質自体は早い時期から注目されていた。その特徴は、産駒にも伝わっていくことだろう。晩成傾向のある父ハーツクライとは違い、馬が本格化するのも早そうである。牧場関係者も賛辞を惜しまない。

「産駒は体がしっかりしているうえに、スピードが豊か。気性も素直なので、仕上げやすいですよ」

 得意とする距離は自身と同じく、マイルから2000メートルあたりだろう。素質に富んだ産駒は、そこで父譲りの爆発力を発揮しそうである。

「母親がコテコテのアメリカ血統なので、ダートも悪くないでしょう。それは自身が泥んこ馬場の安田記念を勝ったことでも証明済みです」(競馬ライター)

 高評価の産駒は数多いが、イチオシは、現役時代に父を管理していた栗東・須貝厩舎のレッドエンヴィー(牡)。なにより父を彷彿させる、伸びのあるしなやかな馬体がすばらしく、須貝師も、

「成長が早く、馬もしっかりしている」

 と自信ありげなのだ。

 半兄レッドアンシェルはマイルを中心にオープンで活躍中だが、2歳下の弟にも兄同様の活躍を期待したい。調教も進んでおり、順調にいけば7月の中京でデビュー予定だという。

 13年のJRA賞最優秀ダートホース、ベルシャザールも楽しみな種牡馬だ。

 母父にサンデーサイレンスが入ったキングマンボ系で、血統背景からして期待値は高い。数々のアクシデント(ノド鳴り、骨折、靱帯炎)を乗り越えてダートで大成したが、芝のホープフルS勝ちのほか、ダービー3着という成績も残している。クラシックでも走れる芝適性に加え、芝がダメでもダートでツブシが利く、万能型タイプと言える。

「それで50万円という格安の種付け料なのだから、人気を呼んで当然。ベルシャザールは黒光りした雄大な馬格をしていますが、産駒も父に似て見栄えのある馬が多い。そのがっしりとした体型から繰り出す力強いフットワークが魅力でしょう」(馬産地関係者)

 登録頭数は、ジャスタウェイに次ぐ124頭を数える。

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    なぜここまで差がついた!? V6・井ノ原快彦がTOKIO・国分太一に下剋上!

    33788

    昨年末のスポーツニュース番組「すぽると!」(フジテレビ系)降板に続いて、朝の情報番組「いっぷく!」(TBS系)も打ち切り決定となったTOKIOの国分太一。今月30日からは同枠で「白熱ライブ ビビット」の総合司会を務めることになり、心機一転再…

    カテゴリー: 芸能|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<寒暖差アレルギー>花粉症との違いは?自律神経の乱れが原因

    332686

    風邪でもないのに、くしゃみ、鼻水が出る‥‥それは花粉症ではなく「寒暖差アレルギー」かもしれない。これは約7度以上の気温差が刺激となって引き起こされるアレルギー症状。「アレルギー」の名は付くが、花粉やハウスダスト、食品など特定のアレルゲンが引…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<花粉症>効果が出るのは1~2週間後 早めにステロイド点鼻薬を!

    332096

    花粉の季節が近づいてきた。今年のスギ・ヒノキ花粉の飛散量は全国的に要注意レベルとなることが予測されている。「花粉症」は、花粉の飛散が本格的に始まる前に対策を打ち、症状の緩和に努めることがポイントだ。というのも、薬の効果が出始めるまでには一定…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
巨人・坂本勇人「2億4000万円申告漏れ」発覚で「もう代役・中山礼都の成長に期待するしかない」
2
青柳晃洋「マイナー登板でも大乱調」の暗闇…また「有原式」「上沢式」が発動されるのか
3
フジテレビ第三者委員会の「ヒアリングを拒否」した「中居正広と懇意のタレントU氏」の素性
4
巨人「甲斐拓也にあって大城卓三にないもの」高木豊がズバリ指摘した「投手へのリアクション」
5
フジテレビ衝撃の報告書に登場する「タレントU」は「引退」を口にした!当てはまる人物は…