スポーツ

新馬戦スタート「2018年この新種牡馬を狙え!」(3)生産者の実験精神で爆発的に…

 スポーツ紙競馬担当記者が言う。

「美浦・菊川厩舎のジュラブスカイト(牡)に期待しています。母バルスピュールは芝、ダートの両方で韋駄天ぶりを発揮したスプリンターでした。その母父はサクラバクシンオー。つまり、サクラバクシンオーの2×3のインブリードが生じる。一歩間違えると常軌を逸した馬になりかねない配合ですが、そこには生産者の実験精神がうかがえます。うまくいけば、爆発的なスピードを持つ馬の活躍となるかもしれません」

 マイルまでが守備範囲となるだろうが、そのパワーでダートも十分にこなせるはずだ。

「外国産種牡馬なら、重賞未勝利でも産駒に米GI勝ちがいるダンカークに魅力を感じます」

 と推すのは、競馬ライターである。

 日本における初のアンブライドルズソング系種牡馬だが、すでにマル外として結果を出している。競馬ライターが続けて解説する。

「フォンタネットポーが3勝を挙げたほか、キープアットベイ1戦1勝、コスモオヌール1戦2着‥‥というように、産駒の勝ち上がり率の高さもあってか、初年度から人気を博しています。登録頭数は115頭。産駒は総じてフットワークに切れがあると評判です。期待馬として挙げたいのは、美浦・尾関厩舎のグランソヴァール(牡)でしょうか。6月の東京でデビュー予定ですが、500キロを超える巨体が繰り出す走りは、ダイナミックそのもの。それでいて動きに硬さもない。尾関師も『もしかしたら、芦毛の怪物かもしれません』と自信たっぷりです」

 馬券的に手堅く狙うならダートの短距離だが、芝で走る馬も出てくるだろう。

 最後に、隠し球的な種牡馬を。それがダートの交流重賞で活躍したシビルウォーだ。中央での産駒勝ち上がり率5割強のウォーエンブレム(米2冠馬)が残した、現在のところ唯一の後継種牡馬である。

 そのせいか、思いのほかいい肌馬と交配。登録頭数は38頭と少ないものの、産駒の多くは父譲りの柔らかい芝向きの筋肉をしているという。

「主戦場はダートでしょうが、芝でもやれそうだと言われています」(トレセン関係者)

 穴の種牡馬としてマークしておきたい。

 というわけで、新種牡馬チャンピオンの予想としては──、

◎ジャスタウェイ

○ベルシャザール

▲ダンカーク

△トーセンジョーダン

 といったところか。

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    なぜここまで差がついた!? V6・井ノ原快彦がTOKIO・国分太一に下剋上!

    33788

    昨年末のスポーツニュース番組「すぽると!」(フジテレビ系)降板に続いて、朝の情報番組「いっぷく!」(TBS系)も打ち切り決定となったTOKIOの国分太一。今月30日からは同枠で「白熱ライブ ビビット」の総合司会を務めることになり、心機一転再…

    カテゴリー: 芸能|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<寒暖差アレルギー>花粉症との違いは?自律神経の乱れが原因

    332686

    風邪でもないのに、くしゃみ、鼻水が出る‥‥それは花粉症ではなく「寒暖差アレルギー」かもしれない。これは約7度以上の気温差が刺激となって引き起こされるアレルギー症状。「アレルギー」の名は付くが、花粉やハウスダスト、食品など特定のアレルゲンが引…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<花粉症>効果が出るのは1~2週間後 早めにステロイド点鼻薬を!

    332096

    花粉の季節が近づいてきた。今年のスギ・ヒノキ花粉の飛散量は全国的に要注意レベルとなることが予測されている。「花粉症」は、花粉の飛散が本格的に始まる前に対策を打ち、症状の緩和に努めることがポイントだ。というのも、薬の効果が出始めるまでには一定…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
巨人・坂本勇人「2億4000万円申告漏れ」発覚で「もう代役・中山礼都の成長に期待するしかない」
2
青柳晃洋「マイナー登板でも大乱調」の暗闇…また「有原式」「上沢式」が発動されるのか
3
フジテレビ第三者委員会の「ヒアリングを拒否」した「中居正広と懇意のタレントU氏」の素性
4
巨人「甲斐拓也にあって大城卓三にないもの」高木豊がズバリ指摘した「投手へのリアクション」
5
フジテレビ衝撃の報告書に登場する「タレントU」は「引退」を口にした!当てはまる人物は…