ミスターこと巨人の長嶋茂雄終身名誉監督は胆石の治療のため、7月から東京都内の病院に入院中。容態を心配する声が高まるばかりだった。
しかし、11月23日に都内のホテルで開催された「名球会フェスティバル2018 前夜祭」での出来事である。セガサミーホールディングス代表取締役会長でグループCEOの里見治氏が、名球会総会を欠席した長嶋監督について「少なくとも年内には1回退院してご自宅に戻ると聞いている」と発言したのだ。
実際に、長嶋監督本人の闘魂もメラメラと燃え上がっているようだ。球界関係者が話す。
「入院期間が当初の予定よりも長引いているのは、80歳を超えている身体に極力負担をかけないよう、胆石を取る手術に時間をかけ、レーザー照射を少しずつ行っているからだといいます。それでも食欲はかなり旺盛で、用意された食事もぺロリと平らげてしまうほどだそうです」
「顔色もよく、入院前と体重もそれほど変わらないようだ」との証言も聞こえ、リハビリもバリバリこなしているという。ミスターに近い関係者も言う。
「あまりにミスターのペースがすごいので、病院側の医学療法士が『もう十分なので、これ以上は無理なさらないでください』とストップをかけることもあるそうです」
一刻も早く治したい──。病気をした時には、誰もがそう思うはずだ。しかしながら長嶋氏は現在82歳。大病を患っての長期入院となれば、残念ながら一気に気持ちが萎えてしまっても不思議のない年齢だ。それでもミスターの気力がいささかも衰えず、尋常ではないほどに退院と現場復帰に対して執念の炎を燃やす理由ははたして何なのか──。12月25日発売の週刊アサヒ芸能1月3・10日合併号で詳しくレポートされている。