「もう東京ではやらないんですか?」「ぜひ広島でお願いします!」「ホテルの手配もあるので、次の地が決まりましたら、早めに教えてください」
5年程前から突如として、殿が始めた「ビートたけし“ほぼ”単独ライブ」。1発目の渋谷を皮切りに、大手町、浅草、豊洲、中野と、年1.5回程のペースで“都内のみ”にて、開催して参りました。
ところが去年、井手らっきょさんが、地元・熊本に拠点を移すこととなり、それを聞いた殿が「だったらよ、井手を盛り上げるために、次のライブは熊本でやるか!」と決断し、去年の夏、台風の中をかいくぐり、初の地方、熊本でのライブを決行。これがまた大盛況だったため、「こうなりゃ地方もありだな!」と、やはり殿の決断があり、しばらくは「あなたの町にビートたけし」をキャッチコピーにしようと、今年2月、地方ライブ第2弾となる、仙台ライブを開催しました。
で、こうなると、毎回どこで開催しようが必ず来場される、大変熱心な“たけしグルーピー”の方々は、「次のライブはどこだ?」と勘ぐり、わたくしの元へSNSなどを通じて、冒頭の質問や要望を多数寄せてくるのです。
そういった質問に対し、諸々と大人の事情もあるため、「次は夏を予定しています」ぐらいしか答えられないのが現状だったりします。
そんな中、3週間程前、殿がレギュラー番組の生放送中に、
「私もライブをやってまして、次は名古屋なんかでやろうと思ってます」
と、ポロッと漏らしたことがありました。もちろん、水面下では名古屋開催がほぼ決定していたため、問題ないといえば問題ないのですが、そこはやはり“大人が決めた情報解禁日”が一応は設定されていたため、ライブに関わるスタッフさんたちはみな、軽くズッコケたのでした。
そういったわけで「ビートたけし“ほぼ”単独ライブ・第8弾」は、来る8月26日(月)、名古屋センチュリーホールにて開催が決定いたしました。
ちなみに同ホールは収容人数が3000人の、たけしライブ過去最大規模の会場です。その事実を殿に伝えると、「3000か! へ~、すげーな」と、まずは軽く驚いたあと、
「じゃー、名古屋は何のかっこで出るか? 8月だと、ゴーン(保釈時の警備員のようなバレバレの変装のこと)じゃもう古いしな」
と、ライブの“出”のいでたちについて思案しだしたのです。
ちなみに過去のライブで殿の“出”のいでたちは、「西武時代の清原」「日大アメフト部」「エボラ出血熱ウイルスの防護服姿」などなど。とにかく、いつだって普通には登場しない殿ですから、8月の名古屋も“何かないか?”と、現在絶賛思案中です。そういったわけで、名古屋の皆様、この夏は、何卒よろしくお願いいたします。
チケット発売などの詳細は、また追ってお知らせいたします。
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◆プロフィール アル北郷(ある・きたごう) 95年、ビートたけしに弟子入り。08年、「アキレスと亀」にて「東スポ映画大賞新人賞」受賞。現在、TBS系「新・情報7daysニュースキャスター」ブレーンなど多方面で活躍中。本連載の単行本「たけし金言集~あるいは資料として現代北野武秘語録」も絶賛発売中!