元プロ野球選手で現在はユーチューバーとしても活躍中の片岡篤史氏が、新型コロナウイルスに感染して入院したのは、昨年4月8日のことだった。24日には無事退院したとみずからのYouTubeチャンネル〈片岡篤史チャンネル〉で報告し、明るい話題を世間に届けた。
あれから1年。〈片岡篤史チャンネル〉が、4月14日に〈実は本当に嫌だった…現在の後遺症と改めて1年前を振り返る。〉とタイトルして投稿した。
入院中は、わずか2週間ほどで10kgも体重を落としたことや、退院後の3週間の自宅療養中は「陰性だと言っても、オレから感染するんじゃないかといった恐怖があったんじゃないかと思うの、皆さん」と、外に出ることがイヤだといった辛い状況を振り返る中、入院中に「唯一の楽しみだった」ことも明かしている。
それは、昨年3月29日、コロナに感染し、71歳でこの世を去った志村けんさんを弔うテレビ特番だったというのだ。片岡氏の記憶では、それは数回放送されていたようで、「ドリフの番組やってたわけです。志村さんが亡くなった後で、それが唯一の楽しみ」と振り返っている。同じくコロナに感染した志村さんを追悼する意味で急きょ組まれたドリフターズのテレビ特番に、片岡氏が励まされたというわけだが、「笑い」は、体に悪影響を及ぼす物質を退治するナチュラルキラー細胞を活性化して体の免疫力をアップすると言われている。
元気に快復してくれた片岡氏の今の姿を見すると、志村さんの「笑いの力」のお陰ではなかったかと、あらためて信じたくなる思いだった。
(ユーチューブライター・所ひで)