4月半ばから5月初旬まで、スマホやパソコンのポップアップ広告として、ダイソンのドライヤーが多く出る理由を知っていますか。
ここ数年、母の日のプレゼントとして、ヘアドライヤーが1位になっている。理由は新型コロナ罹患、およびワクチン接種によって、男性だけでなく女性までも薄毛に悩んでいるからだとか。
昨年末、ヘアケア剤大手のアンファーが、新型コロナ感染症の後遺症に関する調査(インターネット調査:2021年11月実施、20~50代の男女400名)を実施し、コロナ感染症罹患者の約1.5割の人がコロナ感染症の後遺症として「抜け毛」の症状を実感している、とのニュースリリースを発表。事実、新型コロナウイルス感染症から回復する過程において、あるいは後遺症として、髪の毛が抜けているという。
さらにここにきて、ワクチン接種による本格的な抜け毛に悩む老若男女が増え、とりわけ3回目を接種した人からは、深刻な抜け具合が確認されているのだとか。3回目接種を終えた世代といえば、やはり中高年。母親は女性ゆえに、髪が抜けるのは深刻。女性にはなかなか見かけないM字、U字、O字、あるいはツルッ禿げなどになったらどうしよう‥‥ということで、手軽に毎日取り入れられるドライヤーで薄毛対策をすることが提唱され始めているのだ。さる大手家電量販店の販売スタッフ曰く、
「実際、ドライヤーは進化していて、髪を乾かすだけでなく髪の毛にツヤを出したり、頭皮ケアをしたり。はたまた、肌やボディのケアまでできるようになりました。熱は加えず風量で早く乾かすタイプも人気ですが、髪の毛や頭皮を復元するコンセプトのドライヤーまであります。実は薄毛の男性も頭皮ケアのためにドライヤーを使った方が、本当はいいんです。なので、ママへのプレゼントとして奥様にドライヤーをあげ、自分でも使っているパパは多いようです」
夫婦で使えて、両親へのプレゼントにもOK。自宅で過ごすことが多くなった昨今、昔はプレゼントに選ぶことが少なかったドライヤーが、コロナ時代の薄毛を救う救世主になるかもしれない。